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Three Blind Mice and Other Stories
Agatha Christie
舞台『マウストラップ』日本上映にちなんで読んだ(表題作は『マウストラップ』の小説化)。一緒に収録されてる短編が、ミス・マープルもの、ポワロもの、ミスター・クインものとばらばらで、ある意味お得な一冊かもしれない(笑)。
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『カラマーゾフの兄弟』光文社古典新訳文庫
ミステリー仕立てとしか知らなかったので、著者序文に出てくる「第一の小説」「第二の小説」二つを足して『カラマーゾフの兄弟』と思いながら読んでいた。しかし途中の訳者あとがきでそうではなく、「第一の小説」=『カラマーゾフの兄弟』、「第二の小説」=続編でこちらが本題(書き始める前に著者死去)と知ってまじめに驚いた。5巻の、訳者による解題を見てもわかるけど、「第二の小説」の存在があらかじめ知らされてるがために、この小説のありかたや読み自体がミステリーになってしまっている。
とてもおもしろかった。ドラマ化にあたって、どうやらイワンが主人公になってるらしいことには、すごく納得です。
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『遠い水平線』アントニオ・タブッキ(著) 須賀敦子(訳) 白水社
頭の中で映像化された。特にラスト。でもそれも、わたしが見出したいものを見るに過ぎないのだろうけど。
大学時代、卒論をどう書けばいいかわからないと言った友人に、「なぜこの資料とこの資料がつながると思うのか、自分自身がそのつなぎ目だと説明すればいいんじゃないか」と答えたことを思い出した。
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『月3万円ビジネス 非電化・ローカル化・分かち合いで愉しく稼ぐ方法』藤村靖之
以前、同著者の、非電化発明品とその活動に関する本を読んでおもしろかったんで、図書館に予約いれといたのがやっと来た。ほぼ一年くらい経ったか。正直忘れとったわ。
これからのビジネスの方向についてまったく同意見。
なんか魚柄仁之介と同じタイプだと思う。対談させたらおもしろいかも。
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『書きたがる脳 言語と創造性の科学』アリス・W・フラハティ(著)
タイトル借り。ハイパー・グラフィア、ライターズ・ブロックが精神病や脳の機能とどのように関わるか、など。
そういや読んでなかったオリヴァー・サックス。『脳の中の幽霊』も忘れていた。読まなきゃ。
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The Golden Ball and Other stories by Agatha Christie
クリスティの、ロマンスよりのものとオカルト・ホラーものの短編集。
クリスティもオカルトを書いてたんだ。ミステリーでもそれっぽい雰囲気のはあったけど、本格的にそっちのがあるとは知らなんだ。
Next To A Dogは、単純とはいえとてもいい話なのに、途中で勝手に一人芝居モード北島マヤで脳内映像化されてしまい、はまって困った。
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Partners in crime
by Agatha Christie
トミーとタペンスも好きだけど、実はアルバートがお気に入りだったりする(笑)
推理小説界では有名な名探偵もののパロディ満載で、そこにはちょっと追いつけんかったかな。
おしどり探偵のシリーズは、長編ではそうでもないが、短編集はクリスティが時々やる超人ものっぽい。
『ビッグ4』はこっちのシリーズでもよかったのかもしれない。ただ二人ともヘイスティングよりできるからなあ。
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『供述によるとペレイラは……』アントニオ・タブッキ(著) 須賀敦子(訳) 白水社
誰か映画にしてくれ、映画で見たい。
あざやかだった。
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『おやつ泥棒 モンタルバーノ警部』アンドレア・カミッレーリ(著) 千種堅(訳) ハルキ文庫
ハードボイルド。あいかわらず出てくる料理の旨そうなこと。食べたい。
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『ジーブスとねこさらい』P・G・ウッドハウス(著) 森村たまき(訳) 国書刊行会
そう、ウッドハウスに動物が出てくる時ってこういうのが普通だよね。23匹のネコとかさ。
個人的には米版タイトルをいかしたこの訳題よりも、英版の『叔母さんは紳士じゃない』の方が好みだなぁ。
これで終わりなのは寂しい限り。
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『感謝だ、ジーヴス』P・G・ウッドハウス(著) 森村たまき(訳) 国書刊行会
突如として沸き上がるウッドハウスの猫愛にびっくりしつつにやにや。
訳者あとがきに参照として掲載されている、米国版のラストのほうが、ジーヴス&ウースターの封建的関係についてもウッドハウス猫愛についてもよろしくできあがっていて好み。
あと一冊で終わってしまうのか……
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『ドローンズ・クラブの英傑伝』P・G・ウッドハウス(著) 岩永正勝・小山太一(編訳) 文春文庫
読書はじめがウッドハウスってすげーめでたい感じでいいわー。
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At Bertram's Hotel by Agatha Christie
ドラマを見たことあったんだけど、あまりにも別物なんで驚愕。なんであんなことに、とは思いつつ、まあこの小説、永続的するには地味かもな、と納得するとこもあったり。
事件自体はポワロがふさわしいけれと物語の性質はミス・マープルなのかもな。
ウェストマコット名義の『娘は娘』をなんとなしに思い出したゎ
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『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽』山田風太郎(著) 角川文庫
『夜よりほかに聴くものもなし』のほうが好きだったけど、他の、推理ものでないエロっぽいのも読んでみようかなという気にはさせられた。
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『モンタルバーノ警部 悲しきバイオリン』アンドレア・カミッレーリ(著) 千種堅(訳) ハルキ文庫
『追跡者』のトミー・リー・ジョーンズみたいな警部を主人公にしたシチリアの警察もの推理小説。あっちの主人公よりはもっと私生活がある。ネロ・ウルフみたいな、おいしそうなものがいっぱい出てくる推理小説がお好きな人にオススメ(ただイタリアンだけだけど)
イタリア人の名前にあまり馴染みがないので、そこだけこんがらがりました。『おやつ泥棒』も読みたい。
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『夜よりほかに聴くものもなし』山田風太郎(著) 角川文庫
タイトルに惹かれて借りた。タイトルはヴェルレーヌの詩からとったものとのこと。
初老の刑事を主人公にした、ホワイダニット短編連作集。テーマは動機の奇抜さ、らしいが、説得力があった。著者が今生きていたらあの事件この現象をなんと言うだろう、と考えてしまう。
初版のあとがきに書かれた警句集が、中心部を貫く考え方をよく表している。このページはコピーするつもり。
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『英国が私をつくった』グレアム・グリーン(著) 野崎孝(訳) 早川書房
教養はあるが名声も金もない男と、金も名声もあるが教養はない男。前者はいわゆるジゴロ崩れであり、後者はいわゆる成り上がり。
それぞれにそれぞれを熱烈に愛する者がいるが、それは届かず叶われず、妄愁となる。自分の望みが対象の意向と沿わないことに気づくか、それを受け入れられるか、否か。
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Towards Zero(アガサ・クリスティ)
ミス・マープルものに改変しドラマ化されたものは見てる。かなり忠実だったな。
『春にして君を離れ』の主人公とその夫を思い出した。あれの裏返しとも言えるのかもしれない。逃げる発想がなくなっていたのかもしれない、あの人も。
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『太陽黒点』山田風太郎(著) 角川文庫
犯人はすぐにわかるけど、どこにどう転がっていくのかがわからなかった。
犯人の気持ちがわかると言ってはいけないのだろうけど、それでもわかる、気がする。ごく初めのほう、教授の言葉に腹がたった。今この言葉に腹がたつ人は、少なくないはず。
ならば、それはわかるきっかけになるはずだ。
誰カガ罰セラレネバナラヌ
/読了