お話しするにはログインしてください。

|

Tips:「返辞」をするときに、「話題」を変えることもできる。
id:kinokoume
読了のことを語る

『City』アレッサンドロ・バリッコ

よ、読めた……!なんと読みにくい小説!耐えきれず少々飛ばしてしまったけど、それは私が外国の小説を久しく読んでいなかったから、だけではないと思う。訳者が慰めてくれたもの、「これほど一筋縄ではいかない、読みにくい小説を辛抱強く最後まで読みとおしてくれた読者諸氏に感謝の意を表したい」と。

映画のような物語の運びが、あまりに独特。
訳者が衝撃を受けたという、ディーゼルとプーメランの正体はわりと最初の方で気づいていたので、それはそんなに感動はなかったけど。
シャツィのウェスタンはすごかった。シャツィがすごかった。“シャツィ・シェル、ガソリンのシェルとは無関係”
川の話は、本当に良かったよ。
「どうして子どもなんか作るのさ?」ディーゼルの言葉も。

id:kinokoume
読了のことを語る

木皿泉『昨夜のカレー、明日のパン』

5月に予約したのがようやく回ってきました。
予約のきっかけが思い出せない(-""-;)人気の脚本家らしいが、手がけたドラマはおしなべて見たことなかった。
カタカナ表記が好きなのか?目についた。それは私には合わなかった。構成はとても好き。登場人物が交わりながら話が見えてくるのはおもしろかった。
パワースポットのくだりは最高!こういうユーモア?が人気なのかなぁ。脱テラとか、言葉使いがおもしろい。
新春ドラマの脚本を担当するそうで、来年の楽しみができました。

id:kinokoume
読了のことを語る

『ランチのアッコちゃん』柚木麻子
この作者は初めて。前評判が良かったので、期待していただけに表題作は共感できず残念。
アッコさんは実に生き生きとしたキャラクターで良かっただけに、三智子にはがっかり。そんなに認められるほどの子なのか疑問。なんかもう同棲してるし(-""-;)
短編だからしょうがないのかなと思ったけど、第4話が素晴らしかった!!玲実ちゃんは丁寧に書かれていて、すごく魅力的だった。雅之が変わっていくのもとても好感が持てた。これだけは読み返した。

id:kinokoume
読了のことを語る

坂木司『和菓子のアン』
おもしろかった!
もっとアンちゃんと立花さんのやり取りが見たくて、続編まで借りてしまった。それだけに飽きたらず、次は漫画にも手を出したくなってる。
アンちゃんの一人称で綴られるので、人物像がより掴みやすく、感情移入してしまう。
脇役が実に個性的で、やりすぎ感は否めないけど、これでいいんだ!と思える気持ち良さ。
おいしい和菓子が食べたくなる小説。ドラマ化してほしい!