/初夢

フランスの地方都市(たぶんトゥールーズ)の大学に赴任することになってパリで国内線の飛行機に乗ろうとしているのだが搭乗時刻を勘違いして乗り遅れてしまう。
途方に暮れていたが、ふとアメリカじゃあるまいしなんで飛行機移動なんだろうそうだTGVがあるじゃない! って閃いたところで覚醒。

どこかの大きな駅の地下コンコース。
夜明け前でだれもいないのに真っ赤な大型のハードキャリーと紺色のボストンバッグが通路の真ん中にぽつんと置いてあってどこから来たのかしらと訝る。
エレベータで地上にあがろうとすると小さな車椅子に乗った女の子がきたので乗り降りを手伝う。
が、地上に着くとその子はにやっと笑って膝に懸けた毛布を払い落とす。すると車椅子と思ったものは腰から下に癒着した一輪車で、その子は優雅で鋭敏な身振りでさっと走り去る。
がらんとしたビル街が少し白んでいる。

ゴミだらけでめちゃめちゃ汚い部屋を懸命に掃除しながらものすごい前衛的な作曲活動かなんかをしていた。
夢のなかで作品は完成しなかったけど部屋の汚さがあまりにひどくて目が覚めてほっとした。