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ラジオのことを語る

ソニーの“名刺サイズ” SRF-R356 も年末の読み通り販売終了となってしまいました。後継製品は出ていません。

終売で値引きがかかっているとはいえ安くはないものの、ソニーのラジオを新品で手にする機会が最後になるかもということで。

安くないといっても売価一万円ちょいです。この程度で「いいものを使っている」という満足感が得られるのだからラジオは安いものです。パソコンなら二十万円はかかりそうだし、スマートフォンは二〜三万円出しても廉価版です。カメラだって高いし、車となると桁がもっと違います。ラジオっていい贅沢だと思いませんか?

しかし近頃は「災害時には役に立つんでしょ」と安物を買ってそのままどこかに放り込んでしまう人が多いようです。これではメーカーが優れたものを作っても売れないし、放送局も民放は営利事業なのだから「災害時だけ」では維持できません。贅沢なラジオが欲しくても製品自体がわずかになってきているし、民放も放送局の資格を捨ててインターネット専業に転換する所が出てもおかしくないでしょう。NHK も来年には第二放送が廃止されるし、第一放送もこのままではどうなるかわかりません。

いざ「大地震だ」「停電だ」となった時には、もう放送局が無くなっていた……ということも起こりうるのです。そうなれば「災害時には頼りにするのだから、普段からもっと聞くようにしよう」と深謀遠慮をしなかったみなさんの責任ですよ^^