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庭のことを語る
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このボケっ
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これは2週間前。
先週はこの倍くらい咲いて、
今日は死者累々で枯れ花スキーの楽園(なのにカメラ忘れた)
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毎年、母と叔母は、ふつうのアジサイとガクアジサイのどちらがよりいいかを論争する。
ある年は母がアジサイ派で叔母がガクアジサイ派、次の年はその逆だったりした。
どっちもいいじゃないと言うとあなたずるいわよと返されたりした。
庭の母サイド叔母サイドどちらにも同じように両方咲いていて、手入れはふたりで区別なくしていたのに、
その年いちばんきれいに染まるのがどのアジサイになるのか固唾を飲んで最初の雨を待ったりしてもいた。
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置物のふりをしておいでですが
雨が降ると動き出して庭を視察なさいます。
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本日も植木屋さんは戦争中。
ようやく刈るのではなく剪定する段階に入って
狩猟採集から農耕へ、急速に文明の匂いがしてきたとたんに
獰猛に荒れた庭が恋しくなる自分がいる。
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ミス・マープル級に庭に命賭けてた母や叔母が住まなくなってからどんどんジャングル化してる実家の庭
わたくしだけではとても戦えないというか戦う気がないので傭兵の力を借りることに→1年ぶりの植木屋さん
昨日1日でトラック(軽トラっていうのかな)1台分の枝だの枯れ草だのが出た。
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実家の庭で写真撮っててよくわかった。
夜明け前に零度になろうが風が身を切るようであろうが植物的にはすでに完全に春だということ。
ついこの間一時休戦になった気がしてたのにまた始まるのか。
すでに獰猛な成長の気配がしはじめている。
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実家の庭の地球の長い午後化がいよいよ顕著になっている。
門から玄関までとベランダから郵便受けまでの通り道を確保するのでせいいっぱい。
みっしり下草の生えたエリアは暑い日が続いても水分を溜めている。
砂漠化に悩むお国にわけて差し上げたい。
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実家の庭師をつとめるときは長袖長ズボン髪と首筋はスカーフで覆い二重に軍手装着。間違っても得体のしれないものに触れないように。そして何より重要なのが、思考と想像力を麻痺させて必要なもの以外見ないこと。
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30cm先にテントウムシがいたらそのきらきらした背中をプラスチックの作り物であるかのように眺めて、裏にあるもののことは考えない。
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個人的美意識からはその意志に敬意を表したいのは山々なのですが。「地球の長い午後」とかそんな世界。
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いわゆる雑草的植物は茎が弱くて根が強い。
引っ張るとぶちぶち切れるけど根は温存しやがる。
そのくせ一旦種とか胞子とかを飛ばしたあとはあっけないほど素直に抜けてしまう。
あいつらの自己保存の戦略と意志を、今日という今日は見抜いた。
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雑草むしりながら離陸するテントウムシを何匹も見送った。
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庭という文字を含むキーワードは結構あっても
そのままうちの庭みたいな話をするキーワードはなかったりした模様。
いやいっそ草むしりとかでもよかったのだろうけれど。