/HHK連続一行小説

「す、水銀か・・・・・・。」男の手から猪口が落ちた。

男は震える手で酒を飲み干し、フラガールの唇には暗い笑みが浮かんだ。

「遺体は始末したので秘密を知る者は誰もいないでしょう」と、フラガールは、スーツ姿から和服に着替えた男に言った。

「お、お前はまさか……？」それがサンダース軍曹の最期の言葉だった。

それはころころと音を立てて彼女の足下に落ちた。一度跳ねた後、ぶるぶるとふるえたかと思うと形を失い、銀色の染みが広がっていった。

タコはひ孫どころか玄孫にまで囲まれ、今やすっかり好々爺。ルーコラも日立の歌が聴こえそうなこの木何の木ばりの巨木に成長していた。フラガール一人、若いまま。つり上がった瞳から、ころりと涙の粒がこぼれた。

何！焼豚だと！
おまえはタコとルーコラと言ったのではなかったのか！
この責任はどう取るつもりだ！！

という声がどこからともなく聞こえた。

小説の途中ですが、KFCよりみなさまへステキなお知らせです。
７月４日はオリジナルチキンが食べ放題！詳しくはネットで！
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「20年余の年月を経てヘドロの川から蘇ってきたこのわしを」

「サンダースダカヨンダースダカシラナイガ、オマエダマッテロヨー」
「お前も黙ってろ、サンコン」
まだ出てくるのか。兄さんの妄想、いつの「笑っていいとも！」だよ。

「でも、そんなところが好き…」とプルメリアのレイに顔をうずめてフラガールが言った。ここでデレか。やっぱり俺のとはちょっと違うな。

「兄さん…フラガールのツンデレ具合…俺のとはちょっと違うな」

しかし兄さんの妄想の中に存在する私とは一体誰なのか？

フライドチキンには勝たなくていいよ……。てか、兄さん！　そうか、これは兄さんの夢か！　

「はいはいはい、ちょっといいかな。この棒の先を見てみてくれ」と突然黒いスーツにサングラスの二人組が私の前にあらわれ、棒の先をピカッと光らせた。

「ええと、じゃあ、虫とウニでは、どちらがあなたにより近いですか。これ、重要な質問なんですけど」私は落ち着きを取り戻し始めていた。

「火星人？何、それ美味しいの？」と私は言った。

そういえば気を失ってから何も食べていないことに気付く。

助けてくれたのはありがたいが、その爆音デスメタルは病み上がりにはキツい……

という声で意識を取り戻した。ここはどこだ？