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花うさぎのことを語る
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こんばんは、久々にここで更新をします。
今日からコミックの連載をしていきます。
今回はハイクのサイズにあわせていないのでここでは見づらいかと思いますが、
内容が完全な二次創作でなく小説で予定されていた一部を原案に肉付けしてコミック化したものなので
本編の投稿場所に載せることにしました。
(最終的には前回のようにピクシブでの見開き形式まとめ読みができるようにする予定)
愛さんの小説「夢のように、おりてくるもの」を補完するべきショートストーリーを依頼をいただき
愛さんの提供はシンプルな原案だけ。実質ほとんど私の創作に近いものになるので
…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 13-----
あなたがあの男に逢いに行ったことは気づいていた。あなたが眠っているあいだにクローゼットを開けた。バッグに札束が入っていた。気に入りの靴に雪を踏みしめた跡があった。おれは亭主の浮気を確かめる妻のような振る舞いを恥じはしなかった。それでもあなたがここに戻ってきた現実を素直によろこんでいた。みっともないほどに嬉しかった。あなたをこの腕に取り戻したのだと思えた。
あの明け方にあなたはおれに何かを言おうとした。けれど言わせなかった。言われ…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 12-----
雪が舞っていた。
俺は金の入ったバッグを抱えて公園のベンチに腰をおろしていた。端末は家においてきた。書き置きも残していない。このまま俺が消えたら彼はどうするだろうと考えた。
いや、俺はもう何処へも行けない。
あの男と寝た。
数日前は泣いて拒み通したというのに、自分から誘った。好くしてやると囁かれ、俺はそのとおり狂ったように悦んだ。
相手が彼でなくとも、俺は楽しめるのだと知った。
信じられなかった。いや、あのときもソファに押し…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 11-----
俺はきっと半日以上は眠ったはずだ。文字通り四肢がばらばらになるほど全身が痛かったはずが、だいぶ調子が戻っていた。さすがに起き上がると尻や腰に痛みが走るだけでなく股関節に亀裂が入るように軋んだが、出歩けないほどではない。
彼が仕事に行っているうちに出かけなければ。
昨日の彼は俺の看病にあけくれた。それでも謝らなかった。謝らないと俺の目を見て口にした。当然ながら、あの男が彼に何を言ったのか漏らすこともなかった。
俺はといえば、のしか…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 10-----
俺はきっと半日以上は眠ったはずだ。文字通り四肢がばらばらになるほど全身が痛かったはずが、だいぶ調子が戻っていた。さすがに起き上がると尻や腰に痛みが走るだけでなく股関節に亀裂が入るように軋んだが、出歩けないほどではない。
彼が仕事に行っているうちに出かけなければ。
昨日の彼は俺の看病にあけくれた。それでも謝らなかった。謝らないと俺の目を見て口にした。当然ながら、あの男が彼に何を言ったのか漏らすこともなかった。
俺はといえば、のしか…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 9-----
あの日、移動中だと知っているはずの教授から連絡が入った。落ち着いて聞いてください、と。おれを探して暴力団員が研究センターに乗り込んできたと。なんなら家には戻らないほうがいいかもしれないと。
対応は教授がしてくれた。じつを言えば、おれたちはその手の相手には慣れている。夢使いの研究をするとなると社会問題を扱うことになり、非合法な組織もその対象になるからだ。
ただし、「ごく個人的な事情」となるとはなしは別だ。おれは、もしもの場合には彼…[全文を見る]