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花うさぎのことを語る
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こんばんは。
今夜はこれからしばらく断続的にコミックの投稿をします。
二年やってきた連載のオールラストということで今夜は大目にみてやってくださいませ☆
かわいい茶髪くんをたっくさん描いて終わりにしたい!
アレも見たいこれも見たいと「わたしの見たいもの」を詰め込んでお送りしますw
さて、愛さんの希望でこの話は固有名詞を一切使ってこなかったのですが
最後ですし、わたしがこの話のイメージを重ねていた場所の写真を取り込んでみました。
この春自分が見た風景――東灘の海と花のなかに――かれらが居る。
この話のテーマのひとつ「循環」に沿うように、最初のイメージに戻る。
そういう27ページの短篇になりました。お楽しみいただければ幸いです。
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 17-----
あなたを監禁した男は未成年で、教授の講義を受けていた。ゼミも予定されていた。おれが帰国するより前に、だからあなたは教授とはなしをした。
病室に入る前にあなたの従姉に引きとめられた。彼女はあなたには連絡しないでくれと頼まれているのと口にしておれを別室に連れて行った。従うより他なかった。
性的暴行のはなしはそこで聞いた。警察に訴えないという件も。病院に送られた犯人の遺書には成人と同時にあなたを道連れに死ぬと記されていた。しかもその日…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 16-----
口を塞いでいたタオルを引き抜かれたときには俺は意識を失っていたらしい。「依頼人」は口にペットボトルを押しつけた。それで目が覚めた。血のついた涎塗れのタオルが腹のうえに落ちたのをぼんやりと眺めていると、鼻をつままれてボトルを飲み込まされた。水だった。
残り半分は俺の左手に振りかけられた。沁みた。少なくとも普通の神経は生きていると知れた。血と水が手首から腕を流れ背と胸を伝いおちた。「依頼人」はベッドからおりて棚からバスタオルを掴んだ。…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 15-----
あの日、シャッター音に目を覚ますと両手がパイプベッドに繋がれていた。手錠。とはいっても玩具だともわかった。それでも外れそうもなかった。しかも俺は裸にされ、口をガムテープで緘されていた。窓が閉め切られた薄暗い部屋だった。
ベッドの横の丸椅子に、端末を操作する「依頼人」が座っていた。先ほどの機械音が俺の姿を撮ったものだということは理解できた。それがどこかに送信されたであろうことも。わけがわからなかった。俺が無意識に頭をふると、「依頼人…[全文を見る]
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- ---『夢のように、おりてくるもの』 第三部「夢の花綵(はなづな)」夢うつつ夢うつつ 14-----
結果からいうと、おれは彼女の〈家〉の史料を一時預かりという形で根こそぎセンターへと引っ張った。契機となったのは、あなたの師匠の尽力だった。ふたりの交友はあのひとの歌の師宛ての手紙に記されていた。その息子が学者としてうちの大学に籍を置いていて、その手助けもあった。親族はあのひとへした冷酷な仕打ちを悔いていた。おれはそこを刺激した。交渉は有利に運んだ。
あなたはそのあたりのことを知らない。いや、知ろうとはしなかった。または、当時あの男…[全文を見る]
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こちらのコミック「ベターハーフ」のpixiv版を置いておきます。(見開きオンリーです)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=34194434
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