/最近読んだ本

有名な作家だから、まあ読み物としては楽しめるだろうと思っていたら、大変がっかりしたので、いきおい久し振りに Amazon にレビューを書いてしまった。

・綿矢りさ『かわいそうだね？』
このひとはすごい作家になるかもしんないよ。定点観測しようと思う。

『「いき」の構造　他二篇』九鬼周造

日本独自のいき（粋）についての論理的見解。
だけど、そんなの文章にしていちいち構造分解するこの本自体が無粋で「いき」ではない。
まぁでも、江戸時代は縦じま柄の着物が「いき」とされてたってのはおもしろいなと思った。

あの次々敵キャラが出てきて、倒されると二度と登場しないとことか。
再び登場しても（TYMとか）、ただのNPCみたいになってたりとか。
ステージごとにラスボスっぽいのがいるとことか。

味方もいっぱい出てくるけど、人となりがしっかりしていて、類型的でもベタなヤなかんじはなくて、よいお話だと思いました＾＾

これ中学生のときに読んだけど、忘れた頃に読みたくなる本です。
そうして、毎回何か考えさせられる。
そういう本は今あまりない、と思う。私にとっては。

「吾輩は猫である」
読んだのは３回目だけど、読むたびに面白さが増してくる稀有な小説。
この本は落語の影響が最も強く見られる作品と言われているけど、年齢を重ねるに連れ
「吾猫」が醸し出す落語的風情に惹かれるという事もあるかもしれない。
（落語はあまり聴いたことないですが）
次回読む時はどんなふうに感じるのか、それを楽しみにして数年寢かせておこう。

「モンキービジネス」の最新号に小沢健二のインタビューが出てました。かなりおもしろかったですよ。
http://www.villagebooks.co.jp/villagestyle/monkey/contents/index.html

スラムダンク全３１巻読了しました
途中何度も何度も　熱いものがこみ上げてきましたが
最終巻は何なんだ！
私　呼吸が止まっていたかもしれません
声を出して泣いてしまいました(ToT)
湘北バスケ部最高！！！！！

中島たい子著『漢方小説』
絵に描いたような負け犬女子というシチュエーションもさることながら、主人公の性格が実にリアルでいいのです。身も蓋もない物言いに何度も吹き出しながら中医学の考え方もちょっぴりわかりました。
通勤の、帰りの電車（行きは新聞）だけで読んでましたが、帰り道の楽しかったこと楽しかったこと。

山本高史／『案本』
かなり面白かったです。今度ダイアリーに感想書きます。