いたましきもののごとくに夫は言へどかはゆし息子の宮崎なまり(大口玲子)
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好きな句(俳句・短歌・川柳)のことを語る
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なぜ避難したかと問はれ「子が大事」と答へてまた誰かを傷つけて (大口玲子)
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色見えでうつろうものは世の中の人の心の花にぞありける(小野小町)
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思つつ寝ればや人の見えつらむ 夢としりせば覚めざらましを (小野小町) (古今和歌集)
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止めたのか何故やめたのかと酒瓶が棚の上から詰問しをり (児島英)
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敬老会はぴんぴんころりを話題にしヒレかつ重をみなで平らぐ (上田国博)
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昇進の年下の友へ「おめでとう」と言いつつ一気飲みするわたし (小椋洋子)
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衣更(ころもがえ)昔の彼のハンカチがひょっこり出てきて雑巾にする (本多啓子)
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どう見ても不細工な子猫ひろい来てひじきと名付け可愛がるひと (切手清夫)
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朝まだき所詮は敗者復活の具として「書く」という行為あり (中沢直人という人)
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やってみせ いって聞かせて させてみて
褒めてやらねば 人は動かじ
動かなくてもいいもん!
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君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとく降れ
北原白秋
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春の夜の 夢の浮橋 とだえして 峰に別るる 横雲の空
藤原定家
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猫が舐むる受験勉強の子のてのひら (加藤楸邨)
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くれなゐの 二尺伸びたる薔薇の芽の 針やはらかに春雨のふる (子規)
時期的にはこっちかな↓
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
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暴力のかくうつくしき世に住みてひねもすうたうわが子守うた(斎藤史)
ニ・ニ六事件に関与した青年将校たちの処刑に対する抗議の歌、
と言われているけれど、なんだかこの時期にも似合う歌のような気がする。
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さてどちらへ行かう風がふく
どうしようもないわたしが歩いてゐる
種田山頭火
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猫を叱るや昼寝の夫がこたへをり 加藤知世子
咳をしてをれば猫きてくさめせり 加藤楸邨
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秋山のもみぢを茂み迷ゐぬる妹が求めむ山道知らずも 柿本人麻呂
もみじの山に去りにし妻よ おもかげいずこ
山深く もみじ茂れば 我探ね行くすべなし
(永井路子訳)
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世の中を何に喩えむ朝開き漕ぎ去にし舟の跡無き如し 沙彌満誓
好きな句(俳句・短歌・川柳)のことを語る
人まへを袂すべりしきぬでまり知らずと云ひてかかへてにげぬ
あまりの乙女加減に思わずたじろぎます。