向かいの席に座ったおっちゃんのかばんがガンダムハンマーの先についたあれっぽい
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電車内にてのことを語る
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サンタ帽をかぶった人がいた。
流石に早いだろう。
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乗ってる山手線が時間調整で停車しているあいだに京浜東北線に追い抜かれた。一瞬乗り換えようかと躊躇っているうちにとなりのおじさんがさっと乗り換えていった。
降りるまでに抜けない。すげーくやしい。
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SDカードが片面6枚ずつ、表裏で合計12枚入るケースに、さまざまなブランドの4GBのカードを11枚入れたおっちゃん。
片面見て、また反対を見てと、ためつすがめつしていたが、そのうちの1枚を取り上げると、かばんからコンパクトカメラを取りだし、SDカードを交換した。
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この時間は老人が多い。
座って小説を読むじい様が、懐から最新式iPodを取り出して操作しはじめたので虚を突かれた。
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音もれAと音もれBが競いあっているようだ
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前に立っているおっちゃんの電話機のメール送信履歴が「おとうさんです」「昼のおとうさん」「朝のおとうさん」とかそんなの
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黒いニットキャップを目の上まで下げ、ネックウォーマーを鼻の上まで引き上げて(ようするに顔が完全に隠れている)眠っている人がいる。
なにか危険信号が出ちゃう外観だがそんなことより呼吸大丈夫なのか。
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いやいやいやいやってくらいでかい音漏れしてる人がいて、誰だよって見たらブラックの人。しかも体でリズム刻んでる。
なんか許せてしまうこの違いはなんなんだろう。
文化の受け入れ?
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電車が走り出すと頭上の送風口から冷風が届く
これ外気入っているんではないのか
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髪を後ろでまとめた人は通常の2倍の空間を使っているため、くそ満員電車でその人の背後に立つとスウェイングの技術が試される
おっ、横を向いたままでいてくれると空間有効利用だな
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自宅最寄り駅で電車から降りた。
立錘の余地なき満員電車の運転席後ろ、「降ります」の声で10人くらい車外に出て道を開けてくれたんだが、そのドアから降りたのはわたくしだけでした。相変わらず具合は悪いが気分はいいぜ。
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斜め前方にスタンディングのいい年こいたおっさんといっても自分より若いかもしれんなくらいの人物(控え目な縦縞スーツ、ノーネクタイ、黒縁眼鏡、桃色点々シャツ、赤いコードのヘッドフォーン着用)が、ポータブルゲームマスィーンのボタンをかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかちかち連打しておる。達者でな。
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居眠り兄ちゃんが2席の真ん中にいたので、起こして、1席におさまってもらい、空いたスペースに座ったのはいいんだが、こちらにばかり傾いて、頭を預けてくる。
5駅ばかり、それをかわす作業に追われたが、いま着いた駅でようやく目をさましてあたりを見回し、降りていった。そこは目的の駅でしたか。
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吊革スタンディングのわたくしの背後の席に、声からするとたぶんいい年こいた姐さん2名が座ってずーーーーーーーっと喋っておる。
一人が持っていた傘を倒し、それがわたくしの踝に触れた。振り返ったが、わたくしと姐さんの間にも吊革スタンディングの人がおり、姐さんの姿は確認できず。
姐さんはおもむろに傘を拾い、倒したことへの詫びの台詞はなく、傘を題材に新たな話題を始めた。大したもんだ。
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冊子にまとまった何らかの問題集-解答はおおむね3つの文章から択一のようだ-をおそらく自己採点している若いビヅネスマン。
答案は選択肢の番号に黒い○をつけてあり、正解の番号が書かれた一覧表を見ながら、そこに赤い○をつける作業をしている。
ぜんぶで50問ほどだろうか。見たところ、正解率は3割程度のようだった。三択式で正解が3割というのは示唆に富んでいると感じた。
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隣の席のおっちゃんが、年季の入った外見の文庫本をひろげ、読み始めるや否や、10ページと書かれたところ(本編始まって数ページ)に指を挟んだところで、居眠りを始めた。
ちょっと覗き見したところ、フィリップ・マーロウのシリーズらしい。ああ、チャンドラーのあれね。読んだことないが。
おっちゃんが舟を漕ぐうちに、ページがめくれて、タイトルも目に入ってきた。あろうことか、そのタイトルは『大いなる眠り』であった。
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隣に立っている兄ちゃんが『カイジ「命より重い!」お金の話』という本の広告に書かれた文字を読んでいるらしく、時折、彼の意を得たのか、小刻みに頷いている
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空いた車内にあって、中学生くらいのたくましいむすめっ子が、開封済みの缶コーヒーを手にもって、車両左右の扉の間を往復しつつ、それぞれの扉の前に立ったときは外を眺めつつ、時折コーヒーに由来するのか、湿った舌打ちのような音を立てつつ、である。
ひとことで表すと、堂に入っている。
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いま横目で見たら胸ポケットに2台入れていた