火葬前、写真では表現しきれないわんこの本当の毛色とか、毛の感触とか長さとか、必死に忘れないようにしてる私に、
「そんなのどうでもいいよ。オズはオズだもん。」と、母。
そうだね。その通り。
もうオズのにおいはしないって書いたけど、耳をめくってにおいを嗅いだらオズのにおいがして、これだけくんくん母と泣きながら嗅ぎました。
臭かったはずなのに、とっても懐かしいいいにおい。
毅然としている父も、たまに、寂しいねとか、犬を飼ってない人には言いたくないと言ってるので、父なりに悲しみを感じてるんだと思う。
私が北海道転勤になったら、hanaに預けて旅行もできるねと話していた矢先だったのに、その心配もなくなっちゃったねって。
そうだよね。これが一番心残り。仕方のないことだけれど。
はー。やっぱり一人になるとだめだなぁ。
でも無理に元気になる必要はないと思うし、家族とハイクには甘えてしまおう。
火葬をしてきました。
まだまだ寂しい気持ちはたくさんあるし、ふと涙も溢れるけれど、一通り儀式を済ませ、少し心が軽くなりました。
帰ってきて本当に良かった!
15時にお寺に着き、納骨堂を兼ねたペット霊園の本堂へ。
祭壇?にオズを横たえ、お供え物を置き、読経が始まりました。
個別火葬とはいえ何匹かいるのかと思ってたら、1回1匹、1日3匹までで、あいていて本当に良かった。
オズはお経、嬉しいのかな?と思いながら、涙がだらだら出てくる。
途中、「○○家〜愛犬〜オズ〜」って出てきてくすりと笑いそうになる。
お焼香もして、その後火葬場に移動。またお供え…[全文を見る]
畳にシートや毛布を敷いて寝かせていて、箱に入れていないので、火葬に行く準備をするため抱き上げました。
固くて冷たいけど、首は意外にふにゃんってしてた。
私が抱き上げたら、本当に生きてるみたいって、お母さん。
あと1時間弱で家を出ますが、火葬場にも抱いて連れていこうと思います。
本当にお別れだと思うと、涙が溢れる。
死は少しずつ受け入れてきたけど、このかわいい姿をもう見れないことが我慢できない。
お供えするおやつと美味しそうなフード、お花を買ってきました。
2年前に肝臓を患ってから、一切おやつもあげてなかったので、喜んでくれるといいな。
母が朝、ちゃっちゃっちゃっちゃって、わんこが爪を鳴らしながらフローリングを歩く音を聞いたそうです。
父が新聞を取りに玄関に行くときに後追いをするように。
元気だった頃みたいに、朝ごはんをもらえるって思ったのかもしれないね。
[おやすみ]
遺品整理をしたら、気持ちも少しだけ整理されました。
でも一人になるとやっぱりだめ…。今だけでなく、もうずっとわんこに会えないこと、まだ受け止めきれない。
今日はわんこと過ごす最後の夜。
寒い部屋ですが、隣に布団敷いて寝ます。
わんこと隣でおやすみなさい。
遺品…と言うほど物持ちではありませんが、食器等はもう古いし処分。
洋服や首輪、リードなどは思い出として私が引き取ることになりました。
明日火葬をお願いするお寺は、骨壺も家にあるものでいいですよーってくらい良心的なので、位牌と遺骨カプセルを前から決めてたネットで注文。
位牌は写真立てを兼ねた、重々しくなく、写真も自由に変えられるものに。
「大好きだよ」というメッセージと、名前、命日を入れてもらいます。
カプセルは私、母、妹の分を。妹も少しでいいから分骨したいと申し出てくれました。
これらは実家に届くので、私が見るのも皆様にお見せするの…[全文を見る]
だんだん悲しいより、寂しい気持ちが上回ってきました。
特に外から帰ったとき。いつもいたオズくんがいない。
両親もふとした時に、あ!オズが来るから物を上にあげなくちゃ!とか、反射的に動いてしまうそう。
わんこに持たせる写真です。
・11ヶ月の頃おばあちゃんがいる旭川の神社で、まだ高校生の私と小学生の妹。
・2歳の夏。両親と満面の笑みでどこかの滝。
・昨夏私と×2枚。車大好きだったよね。珍しく笑顔だね。公園も気持ちよかったね。
・12月に母と私と。定位置のストーブの前のソファー。ここでよく抱っこしたね。
明日の火葬…。仕方のないことだけど耐えられるだろうか…。
10:30前に家に着き、わんこに会いました。
ごめんねとありがとうをいっぱい言おうと思ってたのに、その前に母と抱き合って号泣したせいか、変に冷静な気持ちでの対面になりました。
痩せ細ってるけど、想像してたより綺麗で、寝てるみたい。
触ったら冷たくて固かった。
写真をあらゆる方向から撮り、「お姉ちゃん結局それ?」って呆れてるかもね。
わんこはもう、わんこのにおいはしなくて、ウエットティッシュのにおいがした。
お母さんがたくさん拭いてくれたの。
でもおもちゃや洋服にはわんこのにおいがついていて、それを嗅ぐと一番泣きそうになる。
やっぱり会って…[全文を見る]
気持ちの整理をつけるため、わんことの思い出を書くため、キーワード作ります。
色んなことが頭をめぐる。なのにまだ半分くらい実感してない。
わんこが息を引き取ったシチュエーションは、本当にこれ以上ないもので。
オズが自分で選んだんだろうな。選んでくれたんだろうなと思います。
と、同時に、私は最期に会うことができなかったけど、あの時間頑張らなきゃって思ってハイクもしたことは、絶対にわんこが背中を押してくれたと思います。
正直、最期に立ち会えなかった事より、多分きっと来月転勤で北海道に行くのに、わんこと近くで暮らすの楽しみにしてたのに。…[全文を見る]