「はてこさんが帰ってきてうれしいな」
「でもおよその奥さんがすきなのよね」
「違うわ!なに勝手なこと言ってんだ!」
「自分で言ったんじゃん」
「はぁ?!もう知らん!!ああ死にたい!死んでしまいたい!」
「はてこさん、もちおはね、はてこさんがすきだから、他の人に惹かれるような状況には近づきたくないんだよ。
だから素敵な人とか美人な人のそばにはなるだけ行かないようにしているんだ」
「それは近づいたら惹かれるってことで、あとはてこは素敵でも美人でもないけど飼い犬かわいいと思うレベルですきってことでしょ」
「・・・はてこさんはすてきだよ?」
↑この間
一人ぼっちのお誕生日をサイゼリヤで過ごしたとのこと。
「飛行機落ちたらこの時の会話思い出して後悔するからね」
「そしたらそのうちはてこが一番若くなるな」
「最近なんかにくじを言うけど、ベトナムから帰ってきてほしくないの?」
「ベトナムに行ってほしくないんだ!」
「もっちゃんがいいなら費用が尽きるまでいてもいい」と父は言うけど断固NO!!なもちお。
「ヨガやるときに髪の毛邪魔なんだけど、これ着けたら変?」
「変だな。頭がおかしい感じがするな。クマの赤さとどこ見てるのか分からない目がいっちゃってる感を強調してる。後ろから見てる人は頭がおかしい変な人って感じして集中出来ないだろう」
でも他にゴムがないから着けておきました。
誰からも突っ込まれませんでした。

「今日お会いしたみなさん、全員わたしより年下だった。え?この人わたしより下なの?って驚いちゃった」
「… (・∀・)ニヤニヤ」
「なんか酷いことを考えてるね」
「いや、替え歌が浮かんだけどあんまりだったから…」
「はてこに対して酷いこと考えてるね?」
「『年なんか気にすることないのになー』って思ったら『そんなにそわそわしないでー』って」※ラムちゃん
「続きは」
「『あなたが誰よりいちばん いちばん年よー』…(・∀・)クックック!」
ベトナムで暮らそうかな。
「ねえ、わたし今日寝不足で花粉症で風邪でイベントのお仕事だったのに、元気なんだけど。なんでかな」
「ヨガ神さまじゃ!ヨガ神さまがお現れになった!」
「不倫と間違われたくないから指輪忘れないで!」
といつもしつこく言ってくる。
確かに二人で出かけても出先で夫婦だと思われないことが多い。
今日は焼き鳥屋のカウンターで知らないおっさんから「あんたたち、姉弟?」と聞かれた。
「え、夫婦なの? いや、顔が似てるからさ。ふーん。結婚して何年?え、そんなになるの?!」
「息子さんはおいくつですか」と聞かれたこともあった。不倫とは思われないと思う。
「今日は髪洗ってないからヨガ行きたくない」
「いいんだよ、行きなよ、ヨガなんて髪の毛洗わないでギトギトさせて『自然に生きています』とかそういう世界なんだから」
うちはそういうヘビーな教室ではない。
歌いたい気分らしい。
「ゲ ゲ ゲゲゲのゲ 夜は墓場で運動会 誰もいない 俺以外」
怖い。
さる方の奥さまが、もちおが美人と認める芸能人によく似ているので
「家に来られるとびっくりする、同席されるご主人が目を光らせているのであまり来ないでほしい」
とのこと。
「美人が家に来ると意識しちゃうから旦那さんの前で気まずいってことでしょ?」
「ん?いや、ほら似てるから」
「つまりあの奥さんが美人だってことよね」
「うん・・・まあそうだね」
もちおもその辺の男の人だったってことね」
「その辺の男の人って?」
「これまでたまたま会うことがなかっただけで、好みのタイプの美人に会ったら心奪われる人ってことよ」
「・・・はてこさんは心もきれいだ…[全文を見る]
一ヶ月ほど前。
「かわいいなあ、うちの奥さんはかわいいなあ」
「美人じゃないんだよね」
「・・・そんなことないよ?」
「今の間はなに?」
「ハハハ、君にはまず美人とは何かっていうところから話さないといけないね」
目が泳いでいる。
先週。
「かわいいなあ、うちの奥さんはかわいいなあ」
「「美人じゃないんだよね」
「美人だよ?」
「美人じゃないって言ったじゃん」
「定義が変わったんだよ」
「インチキじゃん」
「うっせえよ!いいんだよ!!」
狼狽。
「ジャズボーカルを習いに行って、オーバー・ザ・レインボーを歌ってるんだって」
「なにを歌ってるって?」
「オーバー・ザ・レインボー」
「ロード・オブ・ザ・リング?」
映画違い。
今日は妻が志を低くした結果、やや時間がかかったが夕飯の品数が増えた。
味付けも志を低くして、麺汁や食べるラー油など出来あいの力を借りた。
志を低くして、栄養価より見た目を取って色数を増やし、後片付けの手間を考えず皿も増やした。
「わ!今日のご飯、豪華だね?!」←いつも言わない
「そう?」
「美味しい!」「美味しいね!今日のご飯美味しいね!」←いつも言わない
「・・・」
「何でも美味しいよ。夢中で食べてるから言葉にし忘れちゃうだけだよ」
といつも言っていたのは、やはり詭弁であったことがよくわかった。
「金麦で待ってる金麦女は金麦先に飲んですでに出来上がっている説」に対して
「そう考えると、かわいくない?」
「・・・ほんとだ。すごい!」
「そんでふだんクールで無愛想なの」
「そこ見せたら奥さんに金麦飲ませようとする人続出すんじゃないの」
「そしたら酔っ払いを美化するなとか教育的によろしくないとか抗議がくるかもね」
だから表ざたに出来ないのか。
重い荷物を持ち誤って腰をいわしたが、まだ仕事が終わらない。
「もしもし?お疲れ様です。はい、痛いですよ。いやほんともうすごく。いま福岡で一番熱いのは僕の腰っていうくらい熱くなってます」
明朝6時過ぎには起きて7時前に出社する予定のはずなのに、まだ会社で仕事をしている。
今朝は具合が悪いと言っていた。もう二週間ほど休みを取っていない。
今こそインフルで高熱を出して強制休暇を取るべき時ではないか。
「塩鯨で炊き込みご飯を作ってみたんだけど、しょっぱいから雑炊にしたの。どう?」
「鯨が入ってなければ美味しいだろうね」
「おかわりあるよ」
「はてこさんへの愛を表す方法は他にもあると思うから止めておくよ」
そんなにか。
2年前「まどか☆マギカ」を全話見たことを突然カミングアウト。
「はてこさんと不倫してる夢を見た。本妻もはてこさんで、これを続けるとはてこさんとの関係が・・・!って焦ってた」
一方妻はもちおだと思ってまったく違う人物と結婚している夢を見た。
「『プロトカルチャーの文化を、失うわけにはまいりません』っていうところ聞くといっつもグッとくるんだけどさ」
「うん」
「これマクロスを援護するって、自分が出撃させた兵隊を攻撃するってことでしょ」
「そうだね」
「よく考えたら酷いよ、これ。出撃させられて攻撃されたんじゃたまったもんじゃないよ」
「すごいよね。歌が狂わせた系だ」
「そういうことだったのか・・・」
「メダパニだな。『巨人は一緒に歌を歌い始めた 巨人は踊っている』」
怖い歌だったんだな・・・。