天然の石には地球のエネルギーがあり、ハワイので採れた石には太陽のパワーがある、という行商パワーストーン屋さんの主張について。
「地球のエネルギーに人体のエネルギー、さらに病魔のエネルギーが加わった強力な石がある。人はそれを結石という」
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天然の石には地球のエネルギーがあり、ハワイので採れた石には太陽のパワーがある、という行商パワーストーン屋さんの主張について。
「地球のエネルギーに人体のエネルギー、さらに病魔のエネルギーが加わった強力な石がある。人はそれを結石という」
仕事の緊張で便秘気味の妻。
「お腹カチカチだわ」
「うんこストーン」
「そう言うこと言うのやめて。訂正して」
「ストーンうんこ」
はじけるような笑顔で言う。
昭和に出された心理学本に異議を唱える妻の話を聞く。
「男性は思考型で論理的だって書いてあったの」
「男は歯垢固くてロンリーなんだな。一理ある。歯を磨けよ」
「女性は感情型だって」
「金勘定ばっかりしてるってことだな」
名誉挽回とばかりに家事を率先している。
「あ、もちお、それね・・・」
「わかってる!いまやろうとしてた!」
「あ、そうなんだ。よかった」
「こういうときはちゃんと誉めて!そうすればやる気が出る!」
「・・・もちお、さすがだね~。えらいね~。」
「うん、そうそう!その調子!」
何気に妻たるもののあり方を指導している。
妻はカリフォルニアの女の子がパリにホームステイした時のカルチャーショックを描いた本を読んでいる。
「フランス人はジム行かなくてびっくりしたって。その代わりすっごく歩くんだって。ワンブロックくらいすぐだって。あとエレベーター使わないんだって。階段のないアパートがたくさんあって、五階くらいすぐ昇るんだって」
「階段のないアパートか…」
「間違えた。エレベーターがないの」
「階段ないってことは壁を登るんだろ?五階くらいすぐ、か…」
「間違えたんだってば」
しかしハイク依存の妻の脳裏には既に、クライマー鴨さんがパリのアパートメントを黙々と登る留学姿が浮かんでいたという。
「ただいま」
「おかえりなさい。お風呂入る?…もー!そこに置かないでって毎日言ってる!ちょっと、これ何?片付けてね!」
「あー。俺はどこ行っても八つ当たり要員だ」
「もちおに怒ってるんだよ!」
「え!そうなの?」
なぜそうじゃないと思うんだ!
はりきって豆まき。
「いくぞ!豆まき開始!ッハ!さあ来い!」
「何やってんの?」
「鬼を追い出そうと思って!」
「こうやって『鬼はー外』ってしないの?」
「勘違いしてた。カバディの戦法で行くつもりだった」
両手を広げて横歩きで高速移動していた。
駐車場にちょっと変わった車があった。
「この車、面白いね。ツーシーターなんだ。マンボウみたい」
「寄生虫いそう」
よくぱっとそんなこと思いつくな。
火曜日 妻外出。
「お皿のおかずは小皿のおひたしをどけて、ご飯と一緒にレンジでチンしてください。鰹節を出してあるのでおひたしにかけてください。味噌を溶いてある豚汁を温めて一緒に食べてください。いってきます」←LINE
帰ったらまだ帰りついていなかったので、配膳して一緒に食べる。
水曜日 妻仕事。もちお麻雀。
「ラーメンを食べて帰ります」
帰ったらまだ帰ってなかった。お米を研いでおいたが炊いていなかったので、パスタとポタージュを作る。
木曜日 妻実母と食事。
「冷蔵庫におかずとご飯が、」
帰ったら何も食べていなかった。出して温めて食えよ!と怒っ…[全文を見る]
「わあーい、ご飯だ!うれしいな」
「もちおはご飯作ってもらってあんま感謝しないよね」
「そんなことない!」
「だって週末『家庭で実権握ってるのははてこだ』とかぶつぶつ言ってたじゃない」
「あれは疲れて前後不覚になってたの!分かるでしょ?右も左も前も後ろもわからない、そういう状態なんだよ!」
そんなにやばかったのか。
「あ、椿油つけるの忘れちゃった」
「汚い!」
ついに同音異義語が楽しくて仕方がないお年頃でしょうか。
「このお菓子『マジ、パンで包みました』だって。パンはどこだ」
そこで区切らないのよ。
「もちおは本当によくしてくれるね。もちおと結婚できてよかった。はてこしあわせ」
「そうかそうか。それはよかった」
「わたし暴言も吐くけど、三杯くらい誉めたり感謝したりしてるよね」
「ん・・・」
「なに。倍くらいだって思ってるの?」
「とんとんかなと思うけど、酷い言葉の方が印象に残る」
愛してる大好きありがとうのあたりは挨拶でカウントして
開けたら閉めろ使ったら戻せ点けたら消せ早く寝ろは暴言でカウントしてると思う。
2014年、年の瀬の大喧嘩の結末。
「おまえとはもう暮らしたくないんだよ!」
「あーそー。後であれは言葉のあやとか言わないでね、書いて書いて」
2014年最後に書いた言葉
「はてこと一緒の家で生活したくありません。」
「あーはてこはかわいーなー。もちおはしあわせだなー」
「はてこと暮らしたくないんでしょ。今年は自立に向けて計画するから」
「あれは間違い。はてこに煽られてカッとなって言った」
「人のせいにするな」
「間違いました」
「それも書いて」
2015年最初に書いた
「この時は腹が立って、ついこんなことを書いてしまいました。撤回します。」
※本名が記載されているので画像は控えます。
もちおが仕事が忙しくなると情緒不安定になり、意味不明な怒り方をする。
以下、激務でおかしくなってた時の謎発言。
「もしもし、はてこだけど。もちお、いまどこ?」
「『いまどこ』っていうの、止めてくれない?監視されてるみたいで嫌だ。」
「は?」
「普通は『いま大丈夫ですか』っていうだろ。お義父さんも言うけど、方言なの?!」
方言なわけあるか。
「おかえりなさい。お風呂とご飯どっちにする?」
「帰ってすぐ寝たいのに、はてこが風呂沸かしたり飯作ったりしてるせいで寝れない!」
飯抜き続けてたら目が覚めなくなるぞ。
年の瀬に妻と大喧嘩。
「おまえは俺のために何もしないじゃないか!」
「毎日ご飯と弁当作ってるのはもちおのためじゃないの?」
「俺が好きなおかずをいれるとか、そういうのだったら入る!」
好き嫌い言わずにありがたく食べろ。
「ねえ、もちおははてこが作る弁当に満足してる?」
「満足してるとも!」
「ほんと?!」
「おう。あんな弁当箱持ってきてるの俺だけだからな」
弁当箱にかよ。
2014年年の瀬のことでございます。
「ねえ、宇部のもちおの実家に行って、ずしょさんちにも行こうよ」
「やだ。呼ばれてもないのに行きたくない」
「『どなたでも泊まりにいらしてください』ってハイクに書いてた」
「そんなの社交辞令か一部の仲良しあてに決まってるだろ!」
「違うもん!もちおがそう言ったってハイクに書いてやるから!」
「勝手にしろ!」
しかしにわかに不安になり、結局年末年始は引きこもって過ごしました。
「おかえりなさい。今日なにかいいことあった?」
「あった。帰ったらはてこさんがいた」
大舅を見送って以来、もうずっと忌野清志郎版デイ・ドリーム・ビリーバーが脳内リピートし続けているらしく、日々戦々恐々としている。
妹のダンナ、義弟3号は長身・固太り・坊主・髭。
「ゲイの愛されスタイルですね」
「前に新宿でラーメン食べてたら、隣に座ったオカマに頬っぺた舐められたって」
「え!」
「で、『ごちそうさま』って言って、一万円くれたって」
「ええ!」