安心したら眠くなったみたいで眠ってる。
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今日のダンナのことを語る
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CT スキャナー自動音声「息を止めてください」
「よかった。『息のねを止めてやる』じゃなくて」
ドクターキリコ向け医療機器か。
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血液検査の結果がこれまででいちばんようございました。CTもまずまず。
奇跡のようです。ありがたい、ありがたい。
これで安心して夜眠れるようになるといいな。来週は内視鏡検査。
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窓を開け放した部屋で長袖のスウェット上下を厚着して「寒い、寒い」と震えている。
明日の検査を控えてここしばらく連日夜眠れなくて、いまお昼寝中。
不安らしくてとてもさみしがる。
妻が本を読んでいたりネットを見ていたりすると「俺はいなくていいんだね」と真顔でいう。
検査結果がどうでもできることをやって生きていくしかない。
神経ピリピリしてブログ更新ばっかしちゃう妻です。
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まだ仕事してる。
さいきん夜眠れないらしいので涼しい時間に仕事して眠くなったら昼間眠ればいいのかな。
何を指標にしたらいいのか。
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「このドラマなに?」
「 紡木たくの『ホットロード』」
「弁当屋の話?」
いいえ。
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「じゃーん!俺が図書館で何回も何回も借りた本。古本で500円なってた」
著者の方、喜んでくださるでしょうか。
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「身体動くし調子いい。ガン治ったんじゃないかな?」
身体冷えてるし眠れなくてピリピリしてるから検査を控えて神経高ぶってるんだと思う。
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一睡もせず、仕事へいった。
午後から遠出するというので運転するつもりで待っていたけれど帰ってこない。
休暇じゃなくて闘病だってこと、本人が主張しないとまわりは動いてくれない。
「大丈夫?無理しない程度にね、ってみんないってくれる」
いってもらうだけじゃダメなんだよ。
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「ねえ、お友だちと落語にいっていい?」
「友達とラブホ?!」
「落語!!!」
「ああ、落語か。離婚する気か、ひでえこというなと思った」
ひどいのはその発想ですよね。
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朝方曇っていたが天気予報は晴れだったので洗濯物を干した妻。
「ほんとに雨降らなかったねえ」
「予報士ががんばってる。『雨降るな~!雨降るな~!』って祈祷してる」
「それ予報士じゃないじゃん」
「昔は船に乗せて大時化にあったら海に投げ込まれたんだ。無知蒙昧、暗黒時代だな。たいへんな職業だ」
気象予報士ってそういうのでしたでしょうか。
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サイズの合う服に買い替えて、さいきん目に見えておしゃれになった。
「あら。今日もすてきね」
「たまたまあった服を着ただけ。偶然の産物。つまりもちおは神の作品ってことだ」
大きく出るようになった。
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「色気ってなんだろう」
「もちおが思うに、色気っちゅうのは『人のもんがほしい!』っていう気持ちだな」
「え?」
「『あいつの食ってるものがほしい!』とかそういう気持ち」
「え?え?なにか落ちがあるの?」
「いや、そういうのが色気になってると思う」
まったく理解できない。
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ブルーハーツと爆風スランプを同じものだと思っていたことが判明。
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「違うよ!『獣のようにー ふんだくるー ふんだくるー』っていったんだ!」
ハイクを見てディティールの違いにお冠。
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「獣のようにー 奪い取るー 奪い取るー って歌あったな」
「疾風のようにザブングル」だから。
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車窓から看板を読み上げる妻。
「『スカイガーデン プライベートエステ』だって」
「『スカガーデン 大便テイスト』?またすごいこといいだしたな」
「違うよ!『スカイガーデン プライベートエステ』!ほらあそこ!」
「あー、なんだ。何いってるのかと思った」
何いってるのかと思ったのはこっちだ。
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歩道でバッタリ出会った二人の女性が「きゃぁぁぁーっ!」とお互いに歓声を上げながら胸の辺りで小刻みに両手を振っていた。
「あいつらは何をしているんだ?術を掛け合ってるのか?
『眠れぇ!』
『…ふ、おまえもなかなかやるな』みたいな」
抜き差しならない。
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「ボブ・マーリーが同じ日を何度も繰り返す映画を観ていた」
その人、ビル・マーレイだから。
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「キックボクシングいくくらいならもっと会社に顔を出して」といわれて仕事にいっている。
キックボクシングも温泉通いも暇つぶしじゃなくてもちおなりの抗癌活動だ。
その辺ちゃんと伝わってるかな?と思うけれども、すでに仕事の電話がじゃんじゃんかかりはじめてやばい。
なにがやばいってもちおが頼りにされることで喜んじゃってるのがやばい。
それで寝食忘れて仕事しまくってたこと忘れてないだろうな。