尾の先に焰たつごと猫の恋
*句会
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尾の先に焰たつごと猫の恋
*句会
空に青地に青刷きて草萌える
*句会
立春のただ一日の過ぎにけり
冬天や親倣ふ鳶いとけなし
*通信句会
四つの眼に湿りし闇や鬼やらい
月冴えて路地は秘密を暴かれぬ
直し
媽祖廟に紙銭の煙春隣
媽祖廟の紙銭の煙春隣
山茶花や散りて交わる赤と白
末の冬猫と蕾の並ぶ庭
狐火や眠れる人の睫毛焼く
雪だるま細りて色の透き通る
捌かれて河豚は眼となりにけり
かまど猫太りこじけし仔のゐたり
不揃いの羽根のうちなる寒鴉かな
獅子頭抱へ路傍の一座かな
てつぺんの山茶花の赤見下ろせり
隠れたるどんぐり一つ踏みにけり
*NHK 俳句 落選シリーズ
濡れ落葉そちこち海をたたへけり
*NHK 俳句 落選シリーズ
雨上がり柚子ひときわの黄色かな
*NHK俳句落選シリーズ