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俳句のことを語る

花の雨軽いワインと塩のパン

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海風に少年シャボン玉を撃つ

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花影と思へば月のない夜よ

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入学の子は母の傘追い越して

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井戸の底くれない点して花の冷え

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面会を待つ束の間の花蓆

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赤蛙座す納骨の墓の前

*ハイクでアドバイスをいただいて直したものです

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泥濘の乾きて皹を背負う蛙

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大木と老女対峙す花吹雪

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彼岸西風祓いの幣の音高く

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トレンチと白スニーカー激増し

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彼に明かく此方に暗き椿かな

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花見茣蓙集う靴はや無礼講

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退勤の夕日溶けゆく春の夜

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病室の父の食むパン春の夜

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寡婦九年もの憂い夜の桜餅

*句会

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春炬燵まくれば猫の尻近し

*句会

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海朧船は汽笛を曳きながら

*添削していただいたもの

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唐櫃の骨に休めり赤蛙

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胸騒ぐ遅咲きの花揺らす雨