ようやく『ブレードランナー2049』見ました。第一の感想は、「人形がっ、かわいそうだとは思わなかったのかっ!」byバトーさん。
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映画『散歩する侵略者』で思ったが、仕事をゲーム感覚でやってる(だからボランティアでも同じことが同じクオリティでできる)わたしのようなヒトが仕事の概念を盗まれたらどうなるんだろう?
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PG12などのほかにBL濃度を示すBL12とかBL20などが必要なのではないか。BL20はBL濃度20%、すなわち映画全体の1/5がBL妄想ネタに値する、とかそういう。
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映画『散歩する侵略者』、床に転がった相手に上から覆い被さるような姿勢で「おれが必要だろ?」って、尾崎南先生作品ばりのBL濃度で、まったく予想外だったので脳のBL神経焼けるかと思いましたよ、ふー、危ない危ない。
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いやー、『散歩する侵略者』のBL度合い凄かったわ〜〜!
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概念の作用・反作用/『散歩する侵略者』@アップリンク
http://mmc.hateblo.jp/archive/2017/11/08
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「モーリス・ラヴェル作曲『ボレロ』にモーリス・ベジャールが振り付けたバレエ作品「ボレロ」は、モーリス・ベジャール・バレエ団が許可したダンサーしか踊ることを許されていない特別な作品だ。」
http://www.artspress.jp/posts/1581677
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映画『仁光の受難』のボレロシーンにもやもや。ボレロって、ベジャールさんか、ベジャールバレエ団が認めたダンサーしか踊れないんじゃなかったっけ? 踊ってる足元もあの赤い円卓だけど、エンドロールにベジャールの名前なし。もやもやする〜!!!
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『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』
岩波ホールでは9/15までなので、あわてて見に行く。
元英米文学専攻としては、エミリ・ディキンスンについての史実として知られていることと違うことがいろいろと起こるので、戸惑った。特に映画後半。
ディキンスンには兄嫁との同性愛説も囁かれてきたけれど、わたしはむしろ、彼女の死後にその詩作を文芸評論家のヒギンスンと編集し、詩集として出版するトッド夫人の間に、プラトニックであってもなくても濃い交情関係があったのでは、と思っているので、そのトッド夫人が兄の不倫相手として出現し、かつディキンスンからは無価値…[全文を見る]
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サム・ペキンパー唯一の戦争映画『戦争のはらわた』デジタルリマスター版を新宿のシネマカリテで。
題材、演出、役者は素晴らしいが、ドイツ兵が英語で会話してるのがツラい。しかし、最後にあんなどんでん返しがあるとは!
そしてファーストガンダムで見た名前とセリフのある脇役にそっくりな人がずいぶんいたのだった。
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『アウトレイジ ビヨンド』
1作目はマハーカーラと人情ある人間の間を素早く行き来し、マハーカーラとしての能力ゆえに上から厄介者扱いされるたけしと、二転三転する悪事の数々にもはや感心するしかなかったが、2作目のこちらではたけしのマハーカーラ度が低かった。人情ある人間部分が多いのが、よけいにやるせない。むしろマハーカーラ度はキレやすい加瀬亮が担ったともいえる。
また、韓国人のフィクサー役の憂いを帯びた大人の色気が素晴らしい。
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『アウトレイジ』
人の傷つけ方・殺し方(見せしめ付き)って多様だなあ、と変な関心をしてしまう。しかし、ほんと誰が主役なんだか裏切り者なんだか状況が目まぐるしすぎて、見終わってしばらくしてから肩が凝ってるのに気づいた。
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『ダンサー セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
銀のスプーンを咥えて、ならぬ、赤い靴を履いて生まれることの功罪の、主にネガティヴ面を突きつける映画。
赤い靴を履いて生まれてきても家族が揃って暮らせる程度には貧困でない、あるいは赤い靴以外にも自分にはやりたいことがあると思える、または鋼のような精神と赤い靴を備え持って生まれてくるというのはたぶん稀なことで、そして天才的だと思っていた自分の赤い靴が、実はそれほどでもないと思い知らされて心折れるダンサーも、たくさんたくさんいるんだよな、と重苦しい気持ちになる。ラスト、黙々と空の客席…[全文を見る]
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『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』
やけに粗い映像や頻出するピンボケはあるものの、全編緊張感にあふれたドキュメンタリー。冒頭のエトワール時代のすでに大ベテランと思われるアニエス・ルテステュのジゼルの練習風景からして、驚かされる。エトワールでベテランでも、こんな基本的なことを事細かにチェックされるのか! と。たとえば、足の裏をしっかり床に押し付けて、とかそのレベルからなのだ。
オペラ座と言いつつ、マチュー・ガニオのマリンスキー出張からの流れからか、練習時点で完璧なロパートキナさまの『愛の伝説』が見られたのはうれしい。それにしてもガニオはほんと少女マンガの王子様の顔よね〜。
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映画『夜明け告げるルーのうた』はとても素晴らしかったです。(ポニョ+シン・ゴジラ+君の名は)×α、という感じ。木造日本家屋、妖怪、民俗学、ミュージカルアニメ、田舎の閉塞感と長閑さ、いろいろ詰まってて破綻してない上、美しい。パヤオが見たら頭から湯気き噴出して嫉妬しそう。
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『ムーンライト』、いい映画だったけど、アカデミー賞ものか、というと、うーん……。去年の白色漂白汚染からのバックラッシュなのかなあ。
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映画『草原の河』、ヤンチェン・ラモの演技がすごい。『ミツバチのささやき』のアナ・トレントを凌駕する、子役というより女優な演技。冒頭、お父ちゃんが嘘をついている時の目つき、顔つき! いま中学生くらいだが、どうしているのだろう。
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実写攻殻3D日本語吹き替え版
日本語吹き替えの声優陣は素晴らしかった。とりわけ田中敦子! 少佐の半分は彼女の仕事でできていることを再認識した。日本語版脚本のTV版攻殻につながる少佐の物言い、ちょっとした語尾で、これが同じ映画かと思うほどだった。もとろんいい意味で。
バトーさんのキャラクターはあの声でありつつも、けっこう原作よりな感じなのもいい。ただ、ジュリエット・ビノシュ演じるオウレイ博士の声を榊原良子があててくれていたら、もっとよかったんだけど。