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古事記物語のことを語る

古事記物語 11  伊耶那岐命と伊耶那美命

「なんとかわいい乙女だろう」
「なんてすてきなかたかしら」
こういい終わると、二神は改めて結婚しました。

そして、生まれたのが、淡路島。
次に、四国・隠岐島・九州・伊岐島・対馬・佐渡島・本州を生みました。この八つの島を、大八島国(おおやしまくに)といいます。

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古事記物語 10  伊耶那岐命と伊耶那美命

天津神は、未熟な子が生まれたわけを占いました。
「女が先にことばをかけたのが悪い。おのごろ島へ戻り、もう一度ことばをいいなおしなさい。そうすれば、しっかりした子が生まれるだろう」

伊耶那岐命と伊耶那美命はおのごろ島へ戻り、再び天の御柱のまわりを回りました。

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古事記物語 9  伊耶那岐命と伊耶那美命

次に生まれた子も、あわあわとして頼りない淡島でした。

「残念なことに、わしらが生んだこどもは、どの子も未熟じゃ。高天原へ戻り、どうしたらしっかりしたこどもが生まれるか、天津神に相談しよう」
二神は、高天原へ戻り相談しました。

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古事記物語 8  伊耶那岐命と伊耶那美命

「なんてすてきなかたでしょう」
「なんとかわいい乙女だろう」
「でも・・・女から先にことばをかけたのは、まずかったのではないか」
そういいながら、結婚しました。

しかし、生まれた子は、ぐにゃぐにゃの「ひるこ」でした。
二神は、初めて生んだ子を、葦の舟にのせて流しました。

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古事記物語 7  伊耶那岐命と伊耶那美命

「そうか。わしの体には、余分な所が一か所ある。わしの体の余分な所で、あなたの体の足りない所をふさぎ、国を生もうと思うがどうかな」
「けっこうです」

「それなら、天の御柱のまわりを回って出会い、結婚しよう。あなたは、右から回りなさい。わしは、左から回るから」
二神は、御柱のまわりを回りました。

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古事記物語 6  伊耶那岐命と伊耶那美命

伊耶那岐命と伊耶那美命は、おのごろ島に降り、天の御柱と八尋御殿(やひろごてん)を建てました。

「伊耶那美命よ、あなたの体は、どのようにできているのじゃ」
「私の体には、完成していない所が、一か所あります」

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古事記物語 5  伊耶那岐命と伊耶那美命

伊耶那岐命と伊耶那美命は、天の浮橋(あめのうきはし)の上に立ち、沼矛を下にさしおろしました。
そして、ぐるりぐるりとかきまわしました。

沼矛を引き上げると、矛の先からぽたっぽたっと潮水がたれ、小さな島ができました。
その島を、おのごろ島といいます。 

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古事記物語 4  伊耶那岐命と伊耶那美命

天津神たちは、伊耶那岐命と伊耶那美命に命じました。
「くらげのようにふわふわしているあの地をかため、しっかりした国を作りなさい」と。
そして、玉飾りをつけた天の沼矛(あめのぬほこ)を授けました。

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古事記物語 3  最初の神々

これらの神の次に生まれたのは、国之常立神(くにのとこたちのかみ)と豊雲野神。
この神も、独り神でした。

その後。
たくさんの神が生まれました。
国之常立神から伊耶那美神(いざなみのかみ)までを総称して、神世七代(かむよななよ)といいます。

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古事記物語 2  最初の神々

その次に生まれた神は、宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)と天之常立神(あめのとこたちのかみ)。

以上、五柱の神は、独り神でした。
特別の天津神で、別天津神(ことあまつかみ)とよばれています。

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古事記物語 1  最初の神々

天と地ができた時、高天原(たかあまのはら)に最初に生まれた神は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。

次に生まれた神は、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)と神産巣日神(かむむすひのかみ)。