「自分もこれを毎日飲みようとですよ、奥さん、これに水を」
「…胃が閉塞してしまって、ご覧の通り、いまは点滴で栄養とってて水も飲めんとですよ」
「そう思ってですね、このカプセルを舐めてみらんね?奥さん、ハサミ貸してもらえますか?」
「…お気持ちはありがたいのですが、いまは自分の唾も吐いてしまうので」
「これとこれをこうやってシェイクして、はい(ゴクゴク)一口飲んでみて」
話聞けよ。
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「自分もこれを毎日飲みようとですよ、奥さん、これに水を」
「…胃が閉塞してしまって、ご覧の通り、いまは点滴で栄養とってて水も飲めんとですよ」
「そう思ってですね、このカプセルを舐めてみらんね?奥さん、ハサミ貸してもらえますか?」
「…お気持ちはありがたいのですが、いまは自分の唾も吐いてしまうので」
「これとこれをこうやってシェイクして、はい(ゴクゴク)一口飲んでみて」
話聞けよ。
かつての仕事仲間が見舞いに来ると数日前から楽しみにしていたが、
「これだけで数万円分ある」
と紙袋一杯のミキプルーンラインナップを披露され、吐いた。
かわいそう。
1日4回だけ、3時間で切れる痛み止めを使える。
切れると激痛らしく七転八倒しながら罵詈雑言を吐く。
重い生理痛に襲われているのだと思うとかなり同情心がわき、あれこれ不問にできる。
今年結婚式を挙げた妹に電話。
「結婚式の引き出物でもらったタオルケット、すごく気持ちええよ。ありがとうな。いつもええもん選んでくれて」
そのタオルケットはカタログギフトから選んだのよ。
「昨日500円儲かったんですよね、今日はどうですか?」
「1000円損しました」
看護士との会話が仮想通貨というよりパチンコの話みたいだった。
一カ月ぶりに車の運転をする。
車椅子押されるより自動車運転する方が楽しい模様。
退院推してよかった。
急に片付けスイッチが入ったらしく、クローゼットの中をひっくり返して古い服を処分しはじめました。
妻「このゴミ袋に入っている服は全部捨てていいの!(`・ω・´) 」
超「うわ、重い」※総重量ほぼ20kg
妻「こっちの袋に入っているやつは『なんちゃらオフ』に売りに行くの!(`・ω・´) 」
超「(…こんなの買い取ってもらえるのかなぁ)」
妻「どうせ買い取りしてもらえないだろうと思って捨てたらダメなの!(`・ω・´) 」
超「はい」
心の中まで読まれています。
[今日知ったこと]
緩和ケア病院へ見学へいけと言われていってきた。
緩和ケア病院ってホスピスのことだったんだね。
がん商売最前線で売り上げあげてます風のケアワーカーさんに案内される。
「生きながら葬式あげられているようなところだな」
小奇麗で明るいセレモニーホールにそっくりで心底ゾッとした。
ないない。あそこはない。
TV「扇風機の風が当たると熟睡できませんので、寝るときには壁に向けて直接風が当たらないようにしましょう」
妻「……つけたまま風を当てて寝てるけどすっごく熟睡できるの(・ω・) 」
超「熟睡どころか爆睡していますね」
終了
「通院される場合はこれから二週間、日曜日も含めて毎朝来院していただくことになります。
体力的にかなりの負担になるかもしれません。
訪問看護、訪問医療で往診に切り替えることも出来ますが、どうされますか」
「体調もいいので、大丈夫です。通院します」
ちょっとは送迎する妻にも大丈夫か聞け。
急遽退院が決まってご満悦。
家にいるだけで何割り増しで調子がいい。
入院23日中22日面会へ通った妻と明日から一週間毎日通院。
息子氏2年生、うちでドラえもんは見ないけど
学校からネタを仕入れてていつの間にかに「ドラえもんの絵描き歌」を知っていた。
オラサイトのアレを伝承する日が来たか…
妻が県警の刑事に会った。
「福岡県警の刑事さんね、声がいいなと思ったら容姿もモデルか俳優かって感じの若い男性だった。
引き締まった身体に浅黒い肌でサーカスのスターみたいな隙間のない睫毛がびっしりカールしていて」
「駱駝みたいなやつか」
「女性の刑事さんも一緒だったんだけど、ドラクエで同じ職業に似た感じの男女がセットになってるみたいによく似た雰囲気だった。
浅黒い肌に引き締まった身体の小柄な人で、南欧系の可愛らしい、でもキリッとした方」
「駱駝とマングースか」
よくこんなこと思いつくな。
外泊許可が出て台風大雨のさなかに一時帰宅。
「24時間付ききりで看護されてこの惨状なのに家でどうなることか」
と戦々恐々立ったが家は落ち着くらしく痛み苦しみは大幅に減った。
ありがたい。
今朝の一連の出来事がまとめられてテレビニュースで流れていました。
妻「なんかサッカーブームになってるの?(・ω・) 」
超「今まさに『わーるどかっぷ』というのが絶賛開催中です(´・ω・`) 」
いつも安心平常運転。
臨床心理士のお姉さんに
「そんな一言一句前回と同じ不自然な対応されるとお芝居みたいで自己開示できない」
と食い下がって
「え~!ひねくれてる~!」
といわれたらしい。
自己開示できてよかったね。
10日ぶりに車椅子で外へ出て木陰で休む。
「あそこに雀がおる」
「どこどこ」
「あそこ。かわいい」
「ほんとだ。あ、飛んでっちゃった」
「傷ついたんだ。『かわいいっていわれた。俺、雀の中じゃデカい方なのに』って」
傷心のマッチョ雀。
一昨日から喀血が続いて不安に苛まれているものの、お手製の仮想通貨売買bot が手柄を上げたらしく捕らぬ狸の皮算用でごきげん。
念のために書きますが、悩めるわたしに指示をくれという話ではありません。
話し合いは命の取引にはあんまり役に立たないというのがわたしがここ数年学んだことです。
話し合い事態が問題を現実から遠ざける。
無論話し合っていますよ。恐らく普通以上に。