クリスマスの前日、娘は長く美しい髪を切り、ヘアドネーションプロジェクトへ送りました
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打ち切り童話のことを語る
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マッチ売りの少女は深夜徘徊と放火幇助の罪で警察に補導されました。
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ごん、逮捕。
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昔々、おじいさんとおばあさんが住んでいた家はとうに取り壊され、柴刈りのできる山も、洗濯のできる川も、今はもうありません。
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「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、ひとつわたしにくださいな」
「食べちゃった」
単身乗り込んだ桃太郎は命からがらもどってきて捲土重来を誓うのでありました。
きび団子(黍/吉備団子)を持ってるって設定もあとからで、初期は十団子を持ってたそうだよ。[今日wiki]
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時計を売る質屋も、髪の毛を買い取る鬘屋も、当世なかなか見かけることはありません。
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白雪姫はリンゴを生で食べる習慣がなかったので食べませんでした。
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むかしむかし浦島は助けた亀に捨てられそうになってしまい
「…ご、ごめんなさい、なんでもするから、なんでもするからあああ…」
「ほんと?」
「だ、だからお願い、捨てないで…」
と述べたのを録音されてしまい
「あの、竜宮城へ…」
と浦島がいいかけたら、亀は録音データのメモリーカードをヒラヒラさせながら
「竜宮城へ、なに?ああ竜宮城へいってあんたの声の入ってる録音データ、乙姫さんに聞かせてもいいんだぜ」
と脅すので、竜宮城へ行けませんでしたとさ
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むかしむかし浦島は助けた亀にテレられてしまい
「…あ、あの浦島さん、もしよろしければ…」
「なに?」
「い、いえ、なんでもないです…//…」
と竜宮城へ行けませんでしたとさ
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むかしむかし浦島は助けた亀に捨てられて「ちがう、おれは粗大ごみじゃねえ、ま、まて、焼却場じゃなくて竜宮城へ行きたいんだ」と訴えて、絵にも描けない苦労をあじわいましたとさ
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絵姿を見た殿様はひと目で彼女を気に入ったので、
家来はこの女性を探して連れて来るべきか尋ねましたが、
二次元コンプレックスの殿様は絵だけで充分だと言いました。
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おじいさんが用意したお椀の船と箸の櫂ではまともに川を下ることができず、
一寸法師は都へ行くのを諦めるしかありませんでした。
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おばあさん「今日のお弁当は転がらないようにおにぎらずにしておいたから」
おじいさん「えっ」
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今は昔、竹取の翁といふものありけり。
ある日、翁が竹を取りに竹林に出かけると、一本の光輝く竹があった。竹取職人の朝は早い。平素であれば、仄暗い竹林の中で長年培ってきた竹取技術と竹を見極める勘を頼りに竹取作業を行うところだが、その日は光輝く竹が辺りを明るく照らすおかげで翁の竹取は大層捗った。日が昇り辺りが明るくなるにつれて、光輝く竹に光輝くというほどの輝きを感じることはなくなり、昼ごろにはだいたいいつものペースの竹取になった。しかし便利は便利である。次にこのエリアに来るのはいつになるだろう、その時まであの竹が光ってたらいいな、と淡い期待を抱いて、翁は光輝く竹を取らずにおくことにした。
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観音様のお告げで「はじめに手に触れたものを持って行きなさい」と言われた若者は、
お寺を出たところで転んだ拍子に掴んだわらしべを一生大事にして持ち歩きました。
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むかしむかし浦島は助けた亀につねられて、「竜宮城へ行ってみた…い、いたっい…」といわされて絵にも描けない苦労をあじわいましたとさ
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社会適応能力がずば抜けて高かったヘンゼルとグレーテルは、親がいなくとも兄妹ふたりだけで暮らすことができました。そんなふたりなので、魔女に騙されることもなければ、お菓子の家につられることもありませんでした。お菓子の家につられなかったのは、ふたりが健康に気をつけていたためです。
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むかしむかし浦島は助けた亀に拗ねられて、「竜宮城へ行ってみたれば…いけばいいじゃない、もう知らない…」と絵にも描けない苦労をあじわいましたとさ
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昔々、Alt+Ctrl+Del
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人魚姫が恋した王子は実はさかなくんだったのです。
姫の尾鰭が何より好みとか。
めでたしめでたし。