「お前なんかがいくらやっても無駄だ。お前がでしゃばったら、お前だけではなく周りの人まで恥をかかされる。余計なことを考えるな。余計なことをするな。」
と言われ続けて、私は育った。
小5のとき、研究授業の前日に担任から、「明日、お前は休んでくれたほうがいい。」と言われた。
うちに帰ってそのことを報告すると、「お前は冗談すらわからないバカなのか。」と親が私をののしった。
研究授業の翌日、担任までが、「あれはジョークだ。ジョークのわからない暗い子供ではいけない。」とシラを切った。
「やればできる」以前に、「アラを上手に隠せなきゃ、見つかってひどい目にあう」というトーンで小言をよく言われた。