菅原伸郎「宗教をどう教えるか」
我が家もそう遠くない将来、考えるだろうということなので
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いま読んでいる本のことを語る
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絲山秋子「エスケイプ/アブセント」
この人の文章は一人称が男性でも女性でもドライで、でもどこかウェット
けだるくてやるせなくて行き場のない感じがするけど
「この文章の向こうはどうなるんだろう」
と思わせる
人生一放浪者
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並木容子「イラクサの小道の向こう 英国、花とくらす小さな村」
アノニマ・スタジオ
光を探して遠くばかりみていた。本当は足元にあるのに。
でもそれは、ただ立っているだけでは見いだせない…
私もまさに今、遠くばかり見ているので胸にぐっと来ました。
文章の魅力を引き出す丁寧な装丁と、素敵な写真。アノニマ・スタジオならではです。
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『ナチス・ドイツの有機農業 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」』 藤原辰史(柏書房)
N or M by Agatha Christie
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『ごくらくちんみ』杉浦 日向子
珍味にまつわるお洒落な超短編集。
わたしなどは食べたことのないものばかりが出てきます。
お酒が飲める人がうらやましくなりますが
この素晴しい描写でがまんするとしましょう。
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『シェリ』コレット
ぅおもしろい。心理描写はこうでなくては。
古い訳文を、それはそれとして、内容だけに集中して読む能力のある方にお薦め(原書で読めるムキはもちろん原書で読んどくれ)。
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恩田陸 ブラザー・サン シスター・ムーン
あたかも自分がそこにいるかのような錯覚。甘酸っぱさ。
こんな青春送りたかったぜ。
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『細雪』
読む前はもうちょっと気取ったものを想像していたんですが、意外と楽しいです。
何に似てるって、大阪豆ゴハン?もちろんもちょっと深刻で豪華で昔の話ですけども。
それにしても戦前の女に生まれなくて本当に良かったよ…下働き女子の大変そうさはもちろん、
いいとこに生まれてしかも美人で家族仲良しでもこのめんどくささよ…
あまりのめんどくささに笑ってしまうこともしばしばですがそのめんどくささを描ききる心理描写とミクロな人間関係のダイナミズム(っていうんですか)が面白くてやめられない。
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吉田修一『悪人』
郊外の閉塞感みたいなものがリアル。
『増尾』って、芸能人のアイツがモデルぢゃね?ってくらい激似。
この人の小説はいつも何かしらの問題意識を掘り起こしてくれる。
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光文社古典新訳文庫版『カラマーゾフの兄弟』。後の巻になるほど分厚くなっていく(5巻は例外)。
ところが4巻の読書ガイドに書いてあるのが、
〉〉この第4部では、ついに書かれずに終わった、いわゆる続編、すなわち「第二の小説」が少しずつその輪郭を明らかにしていく。
マジか。作者序文で、「第二の小説の方が重要でこれだけでもいいんだけど、第一の小説を読んでもらうほうが効果その他云々」みたいなこと書いてあって、どう考えても「第二の小説」の方が長そうなんだが。
あんたどんだけ喋り倒しかったねん、フョードル……
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『ファスト&スロー』まだ上巻
ひさしぶりの、面白いのに、いちいち立ち止まって考えてしまってちっとも前に進めない本。脳が疲れる。通勤の道すがら読むのはややしんどいほど。
とりあえずいままで読んだところでは統計学の数字がなにゆえああも納得いかない気持ちにさせるのかが見えてきたことと、情報の健全な疑い方についてたくさんの示唆を受けました。
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「タイニー・ストーリーズ」山田詠美
なんか久しぶりに、ドキドキする。詠美姐さんの文章は、自分としてはセンテンスが短くて「?」なところもあるけど
やっぱり作り出す世界が素敵なんだよねぇ。
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カーミラ kindle 版
森の古城に住む孤独な絶世の美少女のもとに現れた、謎の絶世の美少女がヤバいというサスペンスホラー。
かの乙部のりえを叩きのめすため、姫川亜弓が出演したあの舞台の原作。
めっちゃ百合百合しい。なにこれ。こんな内容なら亜弓さんとマヤちゅんでやって欲しかった。
「わかったわ、あなた今も誰かに恋をしているのね」
「私は誰にも恋なんてしないわ。これまでもこれからも。あなた以外には」
こんなの花とゆめに掲載されていたらその後の展開は何もかも変わった。乙部のりえへの怨みが深まる。
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未成年 イアン・マキューアン 新潮クレストブックス
こんな手触りの本を手に取るのはどれくらいぶりか
内容もエホバの証人輸血問題、が題材だけど
主人公が高等法院裁判官でほかにも生々しいエピソード満載
一回途中で読む時間が取れなくなったので、ぜひ今度こそ