『ファスト&スロー』まだ上巻
ひさしぶりの、面白いのに、いちいち立ち止まって考えてしまってちっとも前に進めない本。脳が疲れる。通勤の道すがら読むのはややしんどいほど。
とりあえずいままで読んだところでは統計学の数字がなにゆえああも納得いかない気持ちにさせるのかが見えてきたことと、情報の健全な疑い方についてたくさんの示唆を受けました。
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Tips:「話題」は“北海道/札幌/中央区”の様にスラッシュ(/)区切りで下位の話題を作り、重層化することができる。
いま読んでいる本のことを語る
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『細雪』
読む前はもうちょっと気取ったものを想像していたんですが、意外と楽しいです。
何に似てるって、大阪豆ゴハン?もちろんもちょっと深刻で豪華で昔の話ですけども。
それにしても戦前の女に生まれなくて本当に良かったよ…下働き女子の大変そうさはもちろん、
いいとこに生まれてしかも美人で家族仲良しでもこのめんどくささよ…
あまりのめんどくささに笑ってしまうこともしばしばですがそのめんどくささを描ききる心理描写とミクロな人間関係のダイナミズム(っていうんですか)が面白くてやめられない。
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『シェリ』コレット
ぅおもしろい。心理描写はこうでなくては。
古い訳文を、それはそれとして、内容だけに集中して読む能力のある方にお薦め(原書で読めるムキはもちろん原書で読んどくれ)。
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『ごくらくちんみ』杉浦 日向子
珍味にまつわるお洒落な超短編集。
わたしなどは食べたことのないものばかりが出てきます。
お酒が飲める人がうらやましくなりますが
この素晴しい描写でがまんするとしましょう。