美容院へいくスパンが開いて髪がだいぶ伸びまして、何年かぶりでバレッタを買ってハーフアップにしまして、鏡を見ましてね、ああ、そういえば、内側に白髪がごっそり増えたからもう髪を伸ばすのやめようと思ったんだったなあ、そうだったそうだった、と思いだしたことでございます。
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オバハン部のことを語る
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官能小説界の宮部みゆきこと藍川京先生が
「熟女とは年齢のことではない」
と書いておられた。
残念ながらその通りだと思った。
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化粧水を見て「ノーモアさっぱり」と思う季節です。
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「おや、あんたはあの人の息子かい。あの人そっくりだねえ」
と魔法使いが王子に話しかけるくだりを読んで、老婆側に感情移入しました。
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あまりおっさんのレベルを上げられるとオバハンの安らぎも奪われるのでおじさん、おじさまとおっさん、おっちゃんの区別は大事にしてほしい。
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「肩に髪がついてはいけない」という校則があって、長い髪は結ばなければならなかった。
ポニーテールは不良の髪型なのでぜったいにツインテールにしなければならなかった。
前髪は眉毛にかかったら切らなければならなかった。男子は全員丸坊主で、指の間から髪が出たら刈らなければならなかった。真冬でもコート、ストッキング、タイツ、ハイソックスでの通学禁止。そういうものは大人がおしゃれで着る物とされていた。
ようするに見た目をよくしたいと思うのは不良の考えとされていた。
「天国のキッス」の聖子ちゃんハーフアップが流行ったときは臨時で集会が開かれ、「流行っている」という理由で禁止になった。
十代の女の子があの髪型をすることのいったいどこに問題があったのかしらねえ。
こうやって考えるとアラフォー女子がおしゃれに励むのは戦前戦後女子がおしゃれに励むのと共通の理由がある気がする。
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雑誌「オリーブ」に「リセエンヌの通学スカートは膝上で短め」「東京周辺の私立の制服のスカートも短め」と書いてあったので、背が伸びたのをいいことに短めのスカートをはいていた。
「床上15cm以上のスカートは禁止」という時代だったので、風紀担当の教師からは「こいつの制服はなんか変だがスカートは長くない」というもやもや感でいっぱいの目で見られた。
制服のスカートで膝が見えるなんて生徒的にありえないという時代であった。
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「女の子は、」と前置きされると、自分が対象に入っているかどうか迷う