赤頭巾役の娘と過ごし始めてから行うこと四桁の大台に乗らんとする密室劇、ずっと赤頭巾を誘う狼と狼を殺す猟師の一人二役を担っている。
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Tips:行頭を # で始めると、その行は見出しになる。# を複数置くと中見出し、小見出しを作れる。
一行超短編のことを語る
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その眼差しが蟻のようで、愛らしいと思う、愛らしいが自分にこの人の感情は受け取れないのだと。
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妹として兄の彼女から人差し指添えウインク笑顔を頂くとは、頭を悩ませてはみるが、はたしてこの畏怖はどうにも。
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材料はデジタルはかりできちんと計量するように……4とか9とか79gになったら慌てて足したり減らしたりしましょう。
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枯葉もない枝の合間から灰色の雲に埋まる空を見上げて、「僕は、君が、好きだ。」と考える。
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渡された2枚組のCDケースがからりからりと鳴るのは割れてかけらが転がっていたからで、ただそれが寂しすぎて嘆く。
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おそらく父はあと15回は床に落とした栄養ドリンクの蓋を踏んで血を流す。
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「アイスクリームは水じゃないから溶けたらふえるよね?」と妹がラクトアイスのカップに手を付けず見つめ続ける。
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黒糖飴の包装紙の裏に長生きの秘訣が書かれているらしく、祖母はその白い面をいつも丹念に読んでいる。
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お風呂に行っておいで、という呼びかけが母から妹に変わり、母の呆れ声に変わり、自分の脳内からになり夫になり夫の友人の電話魔からになる。