/代替わり

上皇夫妻の「燃え尽き症候群」とかもちょっと心配。もともと二人ともかなりの高齢だし、それぞれ持病もあるわけだし。

「ある一族の人たちの心身に、ただその一族に産まれたというだけ(あるいは、その一族に嫁いだというだけ)の理由で多大な負担をかけなければ維持できないシステムなんか潰しちまえ」

というのは、天皇制に反対する充分な理由なんである、俺にとってはね。

俺がアンチ天皇制だから、というだけじゃなくて、とうとう皇后になってしまった雅子さんの心身の健康を考えると、なんかとてもはしゃぐ気にはなれない。
大丈夫かなあ……

いろんなことはさておき、私のようなオバハンにとっては、あの浩宮さまが…というのが感慨深い。

なんだかバカバカしいようなあやかり商売とかおふざけとかも溢れているが、それはそれで自粛ムードで世の中が沈んでいるよりはずっといい。

今回のような代替わりはなかなか良いものだ。
退位された前《さきの》陛下には「お疲れまさでした」「ありがとうございました」と言えるわけだし、新しく即位された陛下には、心置きなく「おめでとうございます」と言えるのだから。
即位に伴う手続きとか儀式とか、ものすごく大変な事が多いのに、普通なら親を亡くした直後にそれを淡々とこなさなくちゃいけないなんて、いくら立場が立場とは言え過酷すぎる気もするし。