/何の漫画なのか明示せずに細かいエピソードだけ書く

二人で白鳥の湖のプリマの座を争うのだけど、ライバルの魅惑的で挑発的なオディールと比べて、彼女のオディールは何か大人しくて魅力に乏しい。けれど、幕が進むうちにライバルたちに戦慄が走る。
「あのオディールは王子の心が自分に傾くほどに大胆になってゆく！彼女のオディールは人間の心の弱さを表しているのよ！」
そして王子の裏切りが明らかになるシーンでは、彼女のオデットは悲しまない。
「微笑んでいる！オデットは微笑んでいるわ！」
「彼女のオデットは人間の弱さを許すんだわ！愛しているから許すのよ！」

お前は知っているか？ペチャパイのあの子の胸がふっくら見える日がある。それは彼女が硬いブラをしている日なんだー！

美容師コンクールで、みんながロートレックのムーランルージュをイメージして盛り盛りなヘアスタイルを作り上げる中、画面に溶け込むショートスタイルを作ったり、初めて組むスタイリストと互いに相手の趣味を優先して用意した見事にすれ違ったドレスとヘアスタイルを、アレンジで若草色の春風に仕立て上げたり、布を切ってはいけないルールを「裂く」という反則技で乗り切ったりする。

ちょいブサ女が結婚するのにドレスがないとか言っているから、私のまだ袖を通していない、とても美しい衣を貸してやったら、えらく感激してたのね。挙式後、私がその衣を着ていたら「やはり貴女が着る方が美しいわね」って間の抜けたことを言うので、当たり前でしょうってかんじのことを言ったら、ものすごく睨まれたんだけど、どういうことか、さっぱりわからないわー。なに、ここ、暗いわー。

一流バレリーナの白鳥に感激して、プリマドンナの前で白鳥の１シーンを踊ってしまい、関係者につまみ出されるが、プリマは彼女の才能を見抜くのでした。
けれど、北海道の小さなバレエスクールで学んだ基礎は、彼女が本当のプリマになるには、十分ではなかったのです。それは、コインをいくら積み上げようと、最初の数枚がずれていたら必ず崩れてしまうのと同じこと。

眠るためにはシーツが“いい皺”にならなければいけないし、朝起きたら家政婦の入れたカフェオレには冷めた膜が貼っているし、「クリーム！クリーム！クリーム！アメリカの女優かなんかの真似をしているつもりなんだ！」
けど、その後現れる彼女は天上の星座と重なっちゃうのでした。

彼女持ちの友人にデートをセッティングされて、拝島駅で待ち合わせたら、第一印象はお互いに「派手な女（派手な男）」
新宿で「スターウィーズ」を観て、一緒に町を歩いていたら、わかっちゃったんだ。彼女が誰を好きなのか。

追跡のために匂いをつけておきました。
「…焼き鳥（の匂い）？？？」

たしかに、あのがまぐちは彼女のもののはずなのに