/俳句

石鹸に荒れたる指に春の雪

鷺一羽横切る窓の色の春

>> id:a-cup-of-snow
車の前を横切った痩せた猫ちゃんを詠んでくださってありがとうございました。
俳句の才能のない私には到底詠めませんでした。
あの場面と詠んでくださった俳句を大切に残しておきたいと思います。
感謝！！

西瓜食へ手に手を繋ぎし若人ら

鳳仙花右目覆いし人の群れ

桃の実の手にずつしりと敗戦忌

丈長き影も歩くか夏木立

ミニトマト描きつ寝入る夏休み

花の名をまとうて鯛の身の甘し

靴擦れの学生に降る春の雨

花も見ず
行く時のみぞ
悔しけれ

……お粗末！

号外を土産にかえる受験生

賑やかな宴を辞して沈丁花

猫柳嬰児の頬やはらかく

(id:sognanteさん、おめでとう！息子さんの、そしてご一家の未来に幸多かれとお祈りいたします。へたくそな俳句ですが、思いついたのでお祝いがわりに)

南瓜煮て崩るるまでの読書かな

自転車を停め鰯雲動き出す

風死すやレコード盤の音の飛び

炎昼に人の形の穴があく

噴水を遠く水面の滑らかさ

夏蝶の涙のごとく尾を曳きぬ