『殉死』司馬遼太郎
内容じゃなくて文体とか、つくりがよい。『坑夫』夏目漱石と同じで「小説になってない」のかもしらんが、そういうのがむしろ好き。
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好きな歴史物を一冊ずつあげていくのことを語る
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井上靖「本覚坊遺文」(講談社文庫)
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お知らせ、ありがとうございます。こんど、読んでみますね~☆
ノイローゼ……言いたいことはわからなくもないですが(笑)。わたしはそういう彼らが凄く好きですね~。
あとは、政治、なんですよね。詩歌というものが。経済活動にもなりうるし、宗教でもあるし、コミュニケーション手段で、もちろん藝術なんですけど。
そのへんが、堀田さんの本で明かされるのがわたしにはとてもスリリングでした。西欧中世の「身振り」が言語より勝っていた時代があって、それが法にかわっていくあたりと同じような歴史認識で、儀式と歌と宗教と政治が絡まっていて。
で、武家がやってきて怒涛のように流されるかと思うと、定家卿の獅子奮迅の活躍あって、御子左家は現代まで存続~っていう、武家と公家の文武の力関係の有り様が興味深い。
それから同時に、戦争の時代を生きる文化人っていう、著者の堀田さんと二重写しがまた、刺激的でした。
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堀田 善衛『定家明月記私抄 』(ちくま学芸文庫)
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続、もありますが(笑)。
昨日、「明月記」みてきました~☆ 感動したのでさっそく投下。
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「銃・病原菌・鉄」ジャレド ダイアモンド
一応、歴史物ということで。面白さは折り紙付きです。
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「天と地と」(海音寺潮五郎)
作品としての出来云々は別にして、ウン十年前に私が初めて読んだ歴史小説なので、特別な思いが。
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「海狼伝」白石一郎
『俺は海賊になる!』物語。
海の広さや、潮の香りが感じられるのもgoodです。
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佐藤賢一『双頭の鷲』
主人公の造形が秀逸過ぎる。
私の中で「英雄」のイメージがかなり彼に影響されている。
下巻で英雄が転落していく様が好き。
あとお坊さんがうっかりセックスしちゃったシークエンスが好き。
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かぶった!
『炎環』いいですよねー。
この方は幼女(大姫)からじじいまで、深い洞察力で描かれているところがすごいと思います。
その時代の人であればこんなふうに考えただろうなー、と納得できてしまうところもすごい。
個人的には大姫と義高の話(『北条政子』にも出てきますが)の出てくる一編の凄みにやられました。
では私は『美貌の女帝』で。
長屋王邸の解釈等歴史学にも波紋を与えた傑作です。
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ローズマリ・サトクリフ「闇の女王にささげる歌」
ローマ帝国の支配に抵抗したケルトの女王の物語。
歴史物は負けるとわかっている戦いを読むのが悲しくてしかたないです
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藤沢周平「三屋清左衛門残日録」
この作品はNHKのドラマ(主演・仲代達矢)が秀逸でした。
その影響で原作を読んだのですが、ドラマ以上に感銘を受けました。