/意思が弱い

自転車で行ける距離に海水浴場があり、うわあ夏が楽しみ！と思っていたけど
炎天下の砂浜行って屋根のない場所で水に浸かると想像するだけで気持ちが萎える。

じゃあ自転車で市民プールでもと思ったけれど水シャワーをお腹にかけるだけで
ひゃあ！ってなるので行く気がしない。ああ。ああ。

台湾の風水グッズを解説したグラビア豊富な本を図書館で借りてきた。
犬みたいな獅子とか亀と龍の合体したのとかいろいろあって面白い。

「亀は効果が穏やかなので年寄りや子どもがいる部屋にも副作用がなくてよい」
と漢方薬の効能書きみたいなことが書いてあったり、

「龍の置物の扱い方
　　龍に名前を付けてやり、よく話しかけてやること
　　龍のための水入れを用意して毎日新鮮な水をやる。龍は水の生き物で水がすき
　　龍が水を飲んで水が減り出すと龍が願いを叶えてくれる」

となんだかかわいいことが大真面目に書いてあった。
これは楽しいと思って京都で買ってきた龍の線香立をかわいがってやることにした。

ちっともまいにち水やりできない。

肉体を持ったペットはまだ飼えないと思った。龍ごめん。

そして何故か岩崎宏美

資源回収の袋に入れた一度も着ていないアオザイを、土壇場で箪笥に戻す。

駅の花屋で捨てられた子犬のような目をした植木鉢を買ってしまう。

電車で読む文庫本を買おうと立ち寄った古本屋で、持てる限りの本を買ってしまう。