/斬新な呪いを考える

一日が過ぎるたびに、ハイクの終了日も一日ずつ延びていく呪い。

森永のチョコボールを食べるときにいつも銀のエンゼルが当たるけれど、4枚たまると必ず見つからなくなってしまう呪い。

外を歩いていると、なぜかいつも猫が10匹以上ついてきてしまう呪い。

出かけて帰ってきてから、外でなにも食べてないのに服の目立つところにご飯粒がついているのに気がつきますように。

塩サバを焼いた菜箸でうっかり他のおかずを混ぜてしまい、おかず全部が魚臭くなってしまいますように。

前の晩の煮ものが少し残っているからと、新しい材料を足して煮たらまた残ってしまい、継ぎ足し継ぎ足し伝えられてきた秘伝のたれのように、永遠に継ぎ足されて秘伝の煮ものとして続いてゆきますように。

サンドイッチについてきたおしぼりが、拭けば拭くほど手がペタペタする呪い。

漢字の「氷」を書こうとするたびに、
点の位置に迷って「永」になってしまう呪い。

呪われたミニブログにURLを投稿すると、へんな数字や文字が出てきて24時間投稿できなくなる呪い。

映画館で自分の前の席に、すごい髪型の人が座ってしまう呪い。

映画見ながら前の席を1回蹴るたびに、足が1㎝づつ短くなる呪い。

お腹痛くてトイレ行ってるあいだに、
「バルス！」が過ぎ去ってしまう呪い。

味付き塩こしょうの中身が、シナモンシュガーに変わってる呪い。

アイスの実の中身がいつのまにか冷凍さといもに変わっている呪い。

服から糸が出てたので引っ張ったら、
思いのほか、どんどん長く伸びてしまい、
これ、どこかほどけちゃってますよね・・・なことになりますように。

携帯で写真を撮るときに、いつも最大サイズになってしまいますように。

料理を作っていて思いつきで入れた隠し味が、元々の味まですっかり隠してくれますように。

予約したクリスマスケーキを取りに行ったら、
在庫の同じケーキをもう半額で売っていますように。

早い時期にカレンダーを買ったら、1月過ぎてもどこにあるのかわからなくなってしまいますように。

万歩計をつけて今までにないくらいたくさん歩いて歩数を確かめたら、いつのまにか歩数がリセットされていますように。