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為程のことを語る

若い時はそうでもないが、年を取ると「過去の空白」が妙に浮かび上がって来る。「ああいう関係があったらよかったな」という形で、過去の人との出会いを思い出す。それでどうなるわけでもないのに、「なかった関係」がふっと頭に浮かんで、ちょっとばかりジタバタする。「昔を今になすよしもがな」というわけでもなくて、「なかった関係」が「埋めたいけど埋められない空白」となってただ浮かんで来る。「昔が懐しい」というわけではなくて、「なかったんだなァ」ということだけを思わせる。

いつまでも若いと思うなよ(新潮新書)by 橋本 治

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寒い冬にぴったりの、体も心も暖まる、おいしいシチューを紹介します。
まず、……。  つぎに、……。  それから、……。  ここで、……。  そして、……。  最後に、……。  
接続詞のおかげで、「……」の部分が書かれていなくても、そこに入る内容が透けて見えるようです。

文章は接続詞で決まる (光文社新書) by 石黒 圭

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「もちろん、『がんばって良いことを実現すれば、自分に自信が出て、気分が良くなる』ということには、誰でも気がつく。けれど、人は馬鹿じゃない。この『セルフ・エスティーム』というゲームの、裏技を見つける。その裏技は、分母を小さくすること。期待と見こみを、小さくすること。」
「心理学者たちは、人がこの裏技を見つけることを知っている。それどころか、『人はどこまで期待を
小さくしようとするか』なんて研究をしてる。」

企業的な社会、セラピー的な社会/小沢健二

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"「あ」という言葉を発するとき、人間は無意識に自分の過去や思考に向いていた自己の内省的な視点を、一旦中断して、自己の外部すなわち他者や外的世界に向けさせる一種の心的スイッチの切り替えをしているのではないかと思います。
つまり「はい」と返事をする前に、「あ」という言葉を無意識に発してしまう人は、その瞬間まで何らかの理由で、外界を遮断していた自己の意識にすら気づいていないのかも知れません。"

ときどき電話口で「あ」が出てしまうので注意しておこう。

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全国各地のカープさんが全国各地のカープさん居酒屋に集結しているのですね

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逆にいつまで経ってもなかなか距離が延びず、短い距離ですぐに苦しくなるという人は、一度その苦しさを疑ってみることが必要です。なぜなら、ビギナーのランナーは習慣的に癖として「しんどい顔」をしていることが多く、身体が感じている以上に自らの思考で苦しさを作り出してしまっている場合もあるからです。
「肉体的限界は精神的限界の遙か先にある」
ナインティナインの岡村隆史さんがよく口にしている言葉です。

「優雅な肉体が最高の復讐である。」武田真治/幻冬舎

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「ロックの話をする同級生は、みんな革ジャンに鋲とかなんだけど、なんか違うなって思ってた時に、ジャストフィットしたのがコレクターズで。しかもそれはナンパじゃなく、ロックンロールにロマンチックが同居してた。こんなの他になかったんですよ。だから僕が体感したモッズ感って、THE JAMとかTHE WHOよりも、コレクターズの方がリアルだったんです」
— 山中さわお(the pillows)

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"日本の小説でいえば、夏目漱石の小説に出てくる人々も実に多彩で、魅力的です。ほんのちょっとしか顔を出さないキャラクターでも、生き生きとして、独特の存在感があります。そういう人たちの発する一言や、表情や動作が不思議に心に残ってしまったりします。漱石の小説を読んでいていつも感心するのは「ここでこういう人物が出てくることが必要だから、いちおう出しておきます」みたいな間に合わせの登場人物がほとんど一人も出てこないことです。"

「職業としての小説家」村上春樹

次読み返すときのために記憶しておこう。

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『中井久夫が挙げる15の耐性』

1.分裂する能力、そして分裂にある程度耐えうる能力
2.両義性(多義性)に耐える能力
3.二重拘束への耐性
4.可逆的に退行できる能力
5.問題を局地化できる能力
6.即座に解決を求めないでおれる能力、未解決のまま保持できる能力
7.いやなことができる能力、不快にある程度耐える能力
8.一人でいられる能力
9.秘密を話さないで持ちこたえる能力
10.いい加減で手を打つ能力
11.しなければならないという気持ちに対抗できる能力
12.現実対処の方法を複数持ち合せていること
13.徴候性へのある程度の感受性を持つ能力
14.予感や余韻を感受する能力
15.現実処理能力を使い切らない能力

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池谷「最近、このペンを横にくわえた時の脳の反応が調べられたんですね。すると、先ほどの話に出た快楽を感じる「報酬系」というところが活性化しているらしい。具体的にいうと、ドーパミンという物質系の神経回路が活動を始めているのではないかという根拠が得られたんです。  やはりイーッと口角を上げるだけで本当に楽しくなるのだということが、脳回路レベルでも証明されるようになってきたんですね。」

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根源的な問いを多様に議論するのをやめ、人それぞれだからという配慮で踏み込まなくなるというのは、精神医学の領域ですでに起こった変化だ。文明全体がそういう方向に向かっていると思う。残される課題は「現実社会の苦痛にどう対処するか」だけ。そもそも苦痛とは何かという問いは悪しき迂回になる。(Twitter / 千葉雅也)

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「 犯罪さえしなければ そういう 多様性(✳︎性に関する)みたいなものが世の中にあったほうがいいと思います。その意味で 異性のいない環境で妄想を膨らませる女子校や男子校の存在は面白い。なんというかああいう「理不尽な箱庭」みたいな場所から意外に豊かなものが育まれるようなきがするんですね」(壇蜜)

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美意識は、しばしば保守的に機能する。案外、創造的ではない。

山中俊治

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「著作権70年について」

これから先、じつは、もっと伸びるのではないかとも言われています。つまりは、ミッキーマウス関連の著作権を守るために、延々と伸ばし続けるんじゃないかという読みです。
 それは、アメリカは「著作権・特許」に関する収入が、年間12兆円ほどあるからです。アメリカは著作権で莫大な利益を得ているのです。
「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史> ―

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「元小学校教諭のうちの母に今回の文科省の事件の感想聞いてみたら 「10年くらい前から文科省がおかしいのは分かっとった。降りてくる通達がことごとくおかしいのばっかり。例えば『道徳授業の成果を数値化して上に報告しろ』とか言うのもあったわ。数値化できるかそんなもん!」 ということであった」

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非当事者によるマイノリティ研究ってもの自体に懐疑的なのよ僕は。あれは搾取。そして自分探し。マジョリティ世界のなかで疎外感を感じてる人が、マイノリティのアライという役割を得ることで救済されようとする。おぞましいね。悪いが、つらくてもマジョリティ世界でなんとかがんばってくれ。(千葉雅也)

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飽きないふりって結構努力いるんです。
飽きないふりをしてるとまた戻る時あるんですよ。
全てのことに飽きないふりをしていくことが大切だと思います。

みうらじゅん

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韓国軍艦の一件についての日本政府の対応を日本人が批判的に論じるのは、それが最終的に自国に不利益な事態を招く可能性があるからで、「韓国側が正しい」という主張ではない。純粋に日本国内の問題。だが物事を「敵か味方か」の二元論で考える人は、日本政府の批判イコール「敵の味方」だと錯覚する。(山崎雅弘)

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明治になって口語文をつくろうとした作家たちはこの文末の「候」という丁寧をどう処理するのかで頭を悩ませます。二葉亭四迷は、「本当は丁寧の語尾を排除したいんだ」という趣旨のことを言ってますが、江戸時代を通して定着してしまった「丁寧」という生活習慣を排除するのは、もう無理なんです。(橋本治)