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知的生活のことを語る

「私の書く本は書店泣かせだと出版社の人から聞かされたことがある」
「ようするに、マクロをミクロの目で、ミクロをマクロの視点で眺めることのできぬ本は、けっして優れた歴史書とはいえないということである」
「歴史書というのは、言ってみれば、地球空洞説のようなもので、いままで中身の詰まっていると思われていた地球が実は空洞でしたということを証明してみせて、皆をアッと言わせることに醍醐味があるのだが、それを証明するための開口部をどこに見付けるかは、ひとえに、歴史家の感受性、というよりも、鉱山技師のカンに近い直感にかかっているのだ」
以上、
鹿島茂 『 歴史の風 書物の帆』筑摩書房
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480857279/#
「歴史書・ベスト50 地球空洞説のような歴史書を!」より抜粋

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知的生活のことを語る

「いつもきみの生活に、大空のかけらをとっておくんだよ。きみは美しい魂、類い稀な魂を持ち、芸術家の天性を備えている。それに必要なものを欠かしてはなりませんぞ」・・・・・・・・・・・マルセル・プルースト『失われた時を求めて』鈴木道彦訳「スワン家の方へI」155頁より、ルグランダン氏が「私」へむけて語ったことば。