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Tips:引用記法:>>(大なりを二つ)で始まる行は引用文として扱われる。
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連休中の読了
・ロイス・P・フランケル 『大人の女はどう働くか? ―絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方』
・ウィリアム・ジェイムズ 『プラグマティズム』
・ウィリアム・ホープ・ホジスン『〈グレン・キャリグ号〉のボート』
・アンドリュー "バニー" ファン 『ハードウェアハッカー ―新しいモノをつくる破壊と創造の冒険』
・山口雅也 『キッド・ピストルズの冒涜 ―パンク=マザーグースの事件簿』

ハードウェアハッカーが面白すぎた!
エンジニアリングのことなにひとつ知らないけど好奇心の核が理解できて引き込まれてわくわくして最初に会った人に押しつけて読んでって言いたくなる (言ったので今P氏が読んでる)。

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ル・カレ「スパイたちの遺産」
・ほんとにもう遺産とか遺言とかそういうの。
・めいっぱいがんばってヨーロッパかあ。わかってたけど。
・もはや «スカート穿いてたら誰でも »の域じゃね?

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『罪悪』『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ
転がっていく悪党物語だったり誠実過ぎるひとの躓きだったり。
弁護士である「私」の介入が何かを明るみに出すというよりそこに襞があることを示すのに機能する、その距離感が好き。
良いものを見つけた。教えてくれたひとにありがとう。

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イーデン・フィルポッツ 『だれがコマドリを殺したのか?』
フレッド・カサック『殺人交差点』
久しぶりに文庫でミステリを新規開拓してみた。
どっちも途中でふっとからくりがわかったけどほんとにおもしろいミステリはそれでもおもしろいんだ。
特に後者は、わかっちゃってから原文で読んだらもっとおもしろいだろうと思う。

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勢いで引っ張り出してきた。
やーおもしろい。

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『ちぐはぐな身体』鷲田清一
先日の展覧会のあとファッションをめぐるあれやこれやを頭のはしっこで遊ばせていたときふと手にとって一気に読了した。
金子光晴の詩「さくら」を知らなかったので大きな発見だった。

 いつも一からそっくりやりなおす準備をすること。「等身大」あるいは「身分相応」という観念を遠ざけること。

 ぼくらは服を失ったら、おそらく皮膚を掻きむしったり、裂いたり、激しく擦ったりするしかないだろう。想像力のかわりに苦痛で、からだの断片を繋ぎあわせるしかないだろう。

ときどきなぜ服を着なければいけないのかわからなくなってむしろすっぱだかで外に出なければならないような不思議な圧力を感じることがある。そんな時にも読むと良い本

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ル・カレ『スクールボーイ閣下』
数年ぶりに読み返し。
毎回ずしーんとなって読み終える。
長くてままならない旅を終えてスマイリーの背中越しに世界を見回すとすぐまた最初から読みたくなる。

自宅での発掘を諦めてKindle版で買った。
iPadが完全に書物に見えてきた

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シムノン『倫敦から来た男』

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シムノンを愛する人がなにを、なぜ愛するのかやっとやっとわかった気がする。
これまでシムノンの作品はいくつか読んだことがあるという程度。
矮小さも含めて人間に寄り添う視線というのを頭では理解していてもなんとなく息苦しい気がして必ずしも好んで読みたいわけじゃなかった。
卑小な人間がほんとにどうしようもない卑小な罪を犯すんだけどその罪と運命に向き合っていくうちに言いようもない気高さに辿り着いてしまう。
こうやって書くととても凡庸になってしまうのでわたくしの感じた強いて言えばフランドルの絵画に稀に差してくる光みたいなあれは小説でないと表現できないのだろうと思う。

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驚異の発明家(エンヂニア)の形見函 アレン・カーズワイル

出た途端に買ってなぜか今まで放置していたのだけれど読み出したら面白くて一気に読了。
衒学と表象の底からやけに楽天的な物語が立ち上がってくる。
今確認したら買ったのは2003年。今は文庫になってるらしい。

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攻殻関連一気読み。
もともと活字と映像を調和させて楽しむ能力が低めみたいで、活字の映像化は拒否する傾向にあるんだけど
映像→活字の順だとわりと素直に楽しめることがわかってきた。
文字には文字の生命がある。それをちゃんと見つけて読めたから面白かった。