/電車内にて

先の話題となんの関係もないのだが、ようやく座れたので寄り掛かろうとすると背中がつる、と言う獄門状態。
おまけに電車は遅延。

後方のお姉さん方から「浦和レッズなら」「槙野」「柏木も分かる」等のワードが漏れ伝わってきて、悪趣味ながら聞き耳マシーン。
「オフサイドは」「なんとかラインより向こうにいたらなんとかとか（原文ママ）」「味方より前にいたらいけない」等聞こえ、1人くらいちゃんと知ってる人が「いや、よくは知らないんだけどさ」みたいなフリしながらちゃんと解説するだろうと思ったら、やっぱりその様子。
とどめは「キャプテン翼以来だよ」とのお言葉、完璧でした。

そう言えば平成最後の夏コミで尾崎南やCLAMP、高河ゆんなど豪華メンバーのアンソロジーが出されるそうですね。個人的には巣田祐里子（なぜか変換できない）さんや浪花愛（多分漢字違う）さんの名前が懐かしい。

帰路。
かの人を座らせて立っていたが、腰の小さな振りのワンアクションでリーマンに「てめぇ、今空いた隣に一個ズレろ」と言うメッセージを送ることに成功。
無事並んで帰宅ゲット。

【今日の服装】
肩幅&筋肉、みたいなにいちゃんがポロシャツ一枚な横で、スノボウェアにマフラーでおります。

【今直面している問題】
準急でも余裕で座れたので、あざみ野乗り換えは成功だったが、弱冷房車だと暑く他だと寒い。

せっかく試合で熱くなったのに、田都の冷房効かせ過ぎで凍える。
マフラーし直したわ、スタジアム用の。

折り畳んだ自転車のカバーに蠢くものが、と思ったら小さな蜘蛛。

ふと午後ローでやってた「MIST」を思い出してしまって淡い恐怖感。
「ん？糸が流れてる？」と思ったら、向かいの座席の少年の元につつーと渡って行ったので容赦なく根元を断ち切らせてもらった。

その後、この蜘蛛は少年の太ももから指で弾き飛ばされ、しばらくゴミの様に丸まってから気を取り直して隣の少女の足によじ登った末に少女の両足首に挟まれて転げ落ち、尚も悶絶していたが遂には動かなくなったのだった。
多分、二子玉川のホームで自転車を置いてる間によじ登ったのだと思うが、彼の運命的にすまないことをしたかもしれない。

文化の日祝日のこの時間帯となれば車内もそこそこ混んでいる。
そして来た電車が何故かナビタイムと違う。

中吊り広告「澄みわたる梅酒」の「あなたはきっと二度おどろく」の意味がよく分からない。
一口飲んで驚き、二口飲んで驚き、三口目からは驚かない。と言う意味なのか（多分そうじゃない）。

制服着た小学生がツルツル滑る靴でムーンウォークみたいなことやって女子らの受けをとっていたが、続け過ぎて「もうやめなよ」と冷たく言い放たれションボリする様に微笑むキショいおっさんが見られる雨の田園都市線。

駅員が、座りながら寝ゲ○したらしい男性の、周囲の床だけおがくずみたいな清掃材を使って的確に処理し、服や鞄はそのままに出ていった。
目を覚ましたら「え？俺、吐いた…の？」状態だと思う。

サンタ帽をかぶった人がいた。
流石に早いだろう。

この時間は老人が多い。
座って小説を読むじい様が、懐から最新式iPodを取り出して操作しはじめたので虚を突かれた。

斜め前の女の子のiPhoneケースが食パン型で可愛い。俺も欲しい。iPhone持ってないけど。

それと1ブロック隣に座る女性が弟の伴侶に激似なんだけど、勤め先の駅で降りなかったから多分違う。

なんかOLのお姉さんが、片手にスマホ、片手に吊革で、吊革に身を預けながら時折ぐりんぐりんうねってる。気になる。
暑いのか、スーツの上を脱いで薄手のセーターも腕まくり。気になる。
今、スマホは90度横に向け、体も合わせて捻ってる。「ああ、あれこそは無明逆流れのお姿…」と分かる人にしか分からんネタを脳内で呟いてみるが、正にあんな感じ。実に気になる。

端から２番目の席が好きだ。頭を窓枠に引っ掛けて眠れるから。
てなわけで現在地「本八幡」。県人会の寮があり、かつて住んでいた懐かしい駅。