2015年の映画10本
1.アンジェリカの微笑み
2.ジミー、野を駆ける伝説
3.さらば、愛の言葉よ (3D)
4.ブルー・リベンジ
5.バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)
6.アリスのままで
7.ナイトクローラー
8.スター・ウォーズ/フォースの覚醒
9.クーキー
1〜7は特に、一瞬にして “今年の10本” に選び出せるほど、どれもこれも素晴らしかったので、気分によって順番が入れ替わることもあるかも、ぐらいの感じです。
で、ここまできたところで、10本目が選べない。「キングスマン」「ワイルド・スピード SKY MISSION」「ジュラシック・ワールド」「ミッション:インポ…[全文を見る]
2015年、映画に関して 個人的にもっとも思い出深いことといえば。クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」を35ミリフィルム上映で、あらためて見たことでしょうか。
作品自体は2014年公開のものですが、公開直後にフィルム上映されたのは、東京の一部だけの、限定的なものでした。それが今年になって、シネマ神戸でのフィルム上映が実現し、鑑賞。それまでに見たのはデジタル上映だけだったので (IMAXもデジタルだし)、いい記念になりました。ありがとうシネマ神戸。
そして。さすが、と思わず唸るような、この監督でなければ出来ない、と思うような名匠の技を見せてくれた (と私は思っている) のは。
「ジミー、野を駆ける伝説」のケン・ローチ監督と、「さらば、愛の言葉よ」のジャン=リュック・ゴダール監督のふたりです。
今後の作品に思わず期待してしまう、注目の新鋭監督は、「ブルー・リベンジ」のジェレミー・ソルニエ監督。
2015年もっともお祭り騒ぎだった映画、といえば。これはもう「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」しかないでしょう (もはや書くまでもないくらいですかね)。
2015年のベストカーチェイスは、最大のライバル「マッドマックス 怒りのデス・ロード」をおさえ、まさかの「クーキー」です!
まさに「クーキー 怒りのデス・ロード」とも呼べる、パペットたちのカーチェイスに1票。
2015年もっとも歌声が印象的だった人はアナ・ケンドリック、ということで。
「イントゥ・ザ・ウッズ」「ラスト5イヤーズ」そして「ピッチ・パーフェクト」1・2作目など、歌う映画が立て続けに公開され、どれも素晴らしい歌声だったので。
そして2015年もっとも印象的だった人形といえば。クーキーもいるし、見逃したとはいえテッドもいるけれども。ここはやはり「アナベル 死霊館の人形」のアナベルちゃんを選びたいと思います。
あ、今 あなたの後ろに……
今年もっとも意外性のあったキャスティングと、ベストアクションシーンの両方を「キングスマン」のコリン・ファースに。まさかあの人がアクションなんて! というやつです。
そして、今年もっとも印象的だったキャッチコピーというか売り文句も「キングスマン」に。アクションシーンを “キレッキレ” と表現したことに対して。
これまでは、切れのあるアクション、などの言い方をすることはあっても、“キレッキレ” は意外となかった。それが「キングスマン」の宣伝で使われて以降、映画ファンがネット上に書く感想のみならず、プロのライターが書く映画評にまで見受けられたので。もちろん「キングスマン」以降公開の他作品に対しての使用、という意味で。
なので、この言い方は「キングスマン」(の宣伝) が流行らせた、という印象 (大ゲサに言うならば)。