/ONE PIECE

【今見テ】
ワンピースカーナビなんてのができる程の凄まじい人気か。

コンビニで一棚占拠するとは…

裏切りでも操りでもなく、刺した理由も、避けれなかった理由も、生い立ちを明かした理由も、許したわけも、元帥の知略も、大将赤犬のキャラ立ても、白ひげの意地も、さらなる激しい戦いへの導入も、様々な要素が、事前に張った伏線･小道具を回収しつつ見事に脚本として構成されていた『神回』でした。
　
この話は、いったいいつから出来上がって、どこで仕掛けられているのか。
この何百人分の「物語」が、ジャンプで主戦を張れる画力の持ち主の一つの頭の中にあると言うのが信じられません。
今回の「一つの心臓・一人の人間」ならぬ「一つの頭脳・何百の人生」。

裏切りなのか操られてるのか分からないけど、こうしてみると白ひげがグラグラの実の能力と言うのは上手いなと思った。
グラグラの実も絶対防御があるんだけど、今までの不死身系と違って白ひげがアクションしないと発動しない、つまり不意打ちされたら普通の肉体な訳で。
　
白ひげがどうなるのか分からないけど、エースが処刑されるわけにも海軍が完敗するわけにも行かないと思うので、引き換え条件として「白ひげ死す」はいいところなんじゃないだろうか。
　
それと関係ないけど「グラグラの実」の能力者の笑い声が「グララララ」ってのは、実が先なのか声が先なのか。後者だとしたら俺も今から「トベベベベベ」とか笑うようにしようかな。

地震に不死鳥にマグマとかも加わって怪獣大戦争と言うか不死身系が多過ぎるだろうという話だが、
本来、ルフィではなくゾロとかが相手する筈の2戦級の役回りでさえ不死身能力と言う、この場に「打撃だけ無敵・武器は打撃のみ」なルフィが突っ込んでって何ができるのか、鼻で笑われてその鼻息だけで吹っ飛ばされるレベルじゃないかと危惧するわけです。
　
この絶望感、主人公と敵との戦力差は、ベルセルクのゴッドハンドかグラップラー刃牙の範馬勇次郎かBUSTARD!のDS以外にとっての敵とかマンキンのハオ様とか「余のメラだ」とか、あの辺に匹敵するかなと感じました。
　
この怪獣大戦争に主人公が先週空から降ってきて、何ができるの？ってところで1週休みとは。
でも面白いです。まさに「ワンピースの全盛期は今(ゴールデンタイムズ)」と思います。