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自分(id:Kodakana)のことを語る

北海道では重労働が多かった時代に米があまり食えなかったのでとにかく砂糖で味付けして糖分を摂ったんじゃないか。

と思って、榎本守恵『北海道の歴史』(北海道新聞社)を引く。
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また、開拓使時代から官営工場を設立して奨励しながら容易に成功せず、ようやく第一次大戦後に脚光をあびてきたのが甜菜(ビート)である。これは、とくに昭和初期の深耕ブラウの開発で進展する。
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道産米は「ゆきひかり」はまずいと言われていて、私が子どもの頃に「きらら397」が出てきてようやく及第点という感じの評価になった。もっと昔は本にも「北海道価格」があったというくらいで流通経費も高かったので、内地から輸入してもあまり良い米は食えなかったんじゃないかと想像される。

明治初期に入植した農民は生活用品を作るのに稲わらを必要としたので気候に合わなくても米にこだわったと聞いた。そんなにまでしなくてもアイヌ人に頭を下げていろいろ教えてもらえば良さそうなんだが、植民者が”土人”からものを教わることなどできなかったのだろう。

わりと早くに成功した作物は小豆などの豆類だが、今でもセブンの饅頭・大福は北海道だけ別仕様で少し安い。