犬肉食の分布には興味がある。
古代中国では犬を普通に食べた。犬は牛と違い農耕の役には立たないし、おそらく当時の農業的都市では番犬も必要なかったか。南北朝時代ころから鮮卑などの文化と権力の影響でか犬食の習慣は後退していく。居住環境の変化により番犬の需要も出てきたのかもしれない。
縄文文化ではおそらく犬を狩猟のお供にしていた。弥生文化には水稲耕作とともに犬食の習慣も移入された可能性がある。もしある程度日常的に犬を食べていたとすると、環壕集落の形態などとともに、その来歴など想像が膨らむ。弥生文化の中での地域性なども気になるところ…。
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