石井ゆかりさんの本を読んでて印象にのこったこと
「失恋はだれのせいでもない、絶対的な不幸な出来事」
数日前どっかでも
「要は、ふる/ふられるということは 全人格の否定なんです。
どんなに優しい言葉で穏やかに別れても」
というのをきいた
生きてくことについて とことんマッチョを要求される いまの世の中では
失恋したら切り替えてふっきって、次の恋を探すか 別のことに打ち込むかして忘れること、前向きであることが 是とされる
(失恋だけじゃないな、すべての不運や失敗について「引きずらない」ことが、良いことなのだ)
なんとなく その辺については 近代以前のひとのほうが理解があったように感じる
恋に破れて命を断ったり気がふれたり化けて出たり、という話がたくさんあって
作者も読者も そんな愚かな人にたいして とても同情的に見ていた時代があったんじゃないかって
古典や昔の小説を読んでると、感じる
そのくらい 誰かを好きになることは命を懸けた行為だっていう 共通の想いがあったように見える
