同じ病室同じフロア、どこを見ても お年寄りが管と機器につながれて横たわっている
横たわってそれぞれベッド脇のテレビを見ている(のか 聴いているだけなのか 見えているのかわからないけど)
テレビの中では おなじみのタレントたちがにぎやかにしゃべっている、まるで自分たちもいつか老いて病気になることなんか忘れているように
土日の病院は私たち親戚のほかに話し声はなくテレビの音だけがやけに大きく響いている
(ぶっちゃけ)死に近い場所に、この世にそんな場所があるなんて想像もしてない音が侵入している
いつかワタシの実の親もこのようになるのだろう
次はワタシのダンナさんがそうなり、ワタシ自身も老いを迎えるのだろう
ドアのブのことを語る
