ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
・愛するスパルタ監督アン・リーの新作ということで期待して観た。制作裏話みたら「ヨガで演技指導した」と言っていて、習字で演技指導した「グリーン・ディスティニー」のころと変わってないなと思った。音楽担当の人が「この映画が自分の人生で最も難しい挑戦になることはわかっていた」と言っていたけど、かなりの部分アン・リーのせいなんだろうなと思った。ブラボー。
・CGで作られた体験絵本のようだった。実写の代用品としてではなく表現の手段としてのCGが壮麗。油絵見て「やっぱ写真だよね絵じゃね」とは思わないことに気が付いた。2Dで観たけど、感情表現の手段としての3Dを追求したと言っていたので興味が湧いた。しかし「タン・タン」で酔って以来二度と見ないつもりでいたけれど観てみたい。CGの虎と実写の虎はもはや区別がまったくつかなかった。撮影してる側も後から観たらどっちがどっちかわからなくなったと言っていた。
・「ああ!そんなことしちゃダメだよ!」と言いたくなる選択を次々にする主人公。しかしその後の展開を見るとどっちが正解だかわからない。極限状態で何が正解かわからないことを考えると人にどうこう言えることってあまりないと思った。自分自身に対してもあのときああすればこうすればは結果論だということはたくさんあるのかもなと思った。
