泣いてたまるか ラッパの善さん / ビフテキ子守唄
「男はつらいよ」の元になった渥美清のテレビシリーズ。
・昭和41年といえば兄の世代のはずなのになんという昔々感。舗装されてない道や野良犬、着物にせんべい布団などみな薄汚れており「日本の衛生観念は昔から高かった」とか嘘だと痛感。
・六畳一間風呂なし洗面共同で親子三人一世帯が平均的な庶民の時代から見たら、現代の「お金がないから結婚しない・子ども作らない」は信じられないだろうと思った。
・赤の他人がご近所さんというだけで互いの家庭事情に深入りしまくり、それをたいして不快に思う様子もなく、大勢で助け合いながら生きている。周りに押されて結婚相手を選んで避妊はほぼ選択肢にない状況で家族計画をした時代から、一足飛びになんでも個人で決める時代に入ったと思うと、誰の紹介も後押しもなく結婚相手を探して結婚の時期を決めるって難易度高そうだと思った。交際が結婚と繋がらず、性交と出産が必ずしも繋がらない現代は選択肢が多い分決定すること山積みで、自由度は高いけど決断力が求められるんだな。
