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日常のことを語る

すこし前に1000m級の山を登った時に、そこから見える山々が途方もなく長く時間の創造物であることに気づかされた。その途方もなく長い時間とは1500万年〜2億年で、日本列島は4つの大陸プレートの移動と衝突による「隆起や噴火」と雨や雪や風などの「侵食」によって形成されてきたのだった。隆起と侵食の差は年間ほぼ1mmレベルで、その結果、尾根と谷の地形が形作られたのである。つまり1000メートルの山は10万年以上のの隆起と侵食のせめぎ合いの結果できた産物なのだ。ちなみに、この10万年前とはホモ・サピエンスの誕生は確認されつつも、アフリカから世界各地への大移動を始めていない時期である。その圧倒的に大きな時間や世の中の移り変わりなどを、理屈なしにどーんとぶつけられたようで、ぼくは何も言えなくなってしまったのだった。