【読了】
飯嶋和一『汝ふたたび故郷に帰れず』
本棚の中で腐りかけていたところを、なんとなく手に取ったら、一気に読んでしまった。
久々に爽快なボクシング本。戦いのシーンや内的な葛藤が超リアル。
ぼくはスポーツについて、特に興味がないんだけれども、ボクシングだけはすごく好きだ。
常に戦う意味について、自問自答を繰り返してるしてるところや、殴りあう瞬間にしか
自分の生を感じられないところなど、最終的に「自分次第」って要素がすごく大きいスポ
ーツであることに。
学生時代に読んだ沢木耕太郎の『一瞬の夏』や後藤正治さんの『遠いリング』や『リター
ンマッチ』などのノンフィクションが、今のぼくの思想にだいぶ影響を与えている気がする。
でも、これらの本(特に沢木本)は、「いつまで経ってもグズグズ覚悟を決められない
(勝負できない)」(まるでぼくのようだ)や「負けと戦う」というテーマが底に流れていて、
あまり「爽快」なものではなかった様な気がする(北野武の『KidsReturn』もすごく好き
だけどどちらかといえば、「負けの物語」でしたよね)。
でも、これはどん底から再び坂をのぼっていく物語。
そう、最近、俺も腐ってた。俺も、戦うぜ!! ってめっちゃ感化されてしまった。
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