『ノルウェイの森』を観た。ベトナム系フランス人が監督なので、普通の日本映画と
全然違う作り方で、おおって思った。ファッション、キャスティング、ロケーション、
時代考証がすごい懲り方で(特に、日本語の発音が、60年代のそれだったことが感動
的だった)、春樹さんが「映画化OKよ」としたのも納得の出来でした。Radioheadの
ジョニー・グリーンウッドの音楽と、緑ちゃん役の水原希子を観るだけでも、これは
観に行くに値するもんじゃないかと思いました。もっともぼくはこの小説を20回以上
読んでいるので、結構色々議論したいところはあるんですが(たとえばレイコさんの
扱い方や直子を死に至らしめた理由の表現とか、直線的なストーリー展開等)、それ
をも上まわる映像の美しさで。あの小説のはじめに、ハンブルグ空港でワタナベ君が
思い出していた「草原」のイメージそのものやなって思った。エニウェイ、この小説
については、ぼくよりもっと好きな人がいそうなので(30回読んでる友人や大学で先
生をしている叔母)、充分議論したいと思います。
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