クシシュトフ・キェシロフスキというポーランドの映画監督の作品が好きで、学生時代は結構見てた。
『トリコロール』とか『二人のベロニカ』とかね。どんな物語かは全く記憶にないんだけれども、
彼が撮った映像の中にある空気感や静かな匂いが、とても幸福だった印象があります。
特にジュリー・デルピーの『白のトリコロール』がよかったような気がします(赤も悪くなかった気がする)。
しかし、なんだか懐かしいな。ジム・ジャームッシュとか、レオス・カラックスとか、ウォン・カーウァイ、
クリストリッツァ、ルイ・マル、ワイダ、ラッセ・ハルストレム、トリフォー、ル・コント、ウディ・アレン、黒澤明…
内容なんてほとんどたぶん分かっていなかったんだろうけど、見なければいけない映画が目の前に山の
ようにあって、それを見る時間も山のようにあった20歳の頃に戻りたい。
…という「オレが若かった頃はだな」という話じゃなくて、そうそう、今度みなみ会館で「若き頃のキェシロ
フスキ」というオールナイトがあって、NIKEのレースの前日だけど、マラソンレースなんて行くのやめて
(すでに1万2000円の往復バスチケットまで買っている)、見に行こうかなと迷っているという話で。
映画そのものもいいんだけれど、オールナイトは映画館を出たら、もう朝になってて、なんだか充実した
気分のような、ちょっと悪いことをしたような、色々半ばした気持になれるところがすごく好きです。もう
秋だしね、外に出たら、「寒い」なんて思うんだろう。で、パン屋でコーヒーが飲みたいなことを思う。
その瞬間がぼくはたまらなく好きです。うーん、どうしようっかなあ。
