今日、喫茶店のおばさんと話していて、こういうお店は、
近いうちに日本から消えるんだろうな、と思って一瞬寂しくなった。
現にぼくがずっと通っていた世界で一番居心地のいい珈琲店は、
「あれー、なんか休店が続いてるなー」と思っているうちに、
半年後には更地になり、コインパーキングになっていたことがある。
高齢な店主が急な病で倒れたのが原因ですが、バロックが似合う
静かなお店の雰囲気や、リャドの絵のように光で満ちた中庭を思い出す
たびに、不思議な気分になる。茨木のり子の「棲む」という詩にある
ように、一見乱雑でも、人間にとって心地よい空間を維持するという
ことは、おそらく見ない何かとの絶えざる格闘なんだろう。
ぼくは、うまく言えないけれども、そういうどこか不調和さを持った
珈琲店がとても好きだ。カフェやチェーン店よりも、ずっと。
自分(id:happysweet55)のことを語る
