神谷浩史さんという声優さん(アニメだけでなく洋画吹き替え等も)の『プロフェッショナル』がたまたまやっていて、頭をガツンと打たれる。
なんて、格好いい仕事なんだ!
アニメーションも吹き替えの現場も演劇であり、映画の現場なんだ!と気づく。
同時に、大学時代に「私、声優になりたいんだ」とデートした女の子から言われて、
「なんで、そんなに偏差値のクソ高い学部にわざわざ入ったのに、そんなバカなこと言ってるの?君は外務省か外資系企業目指そうよ」
とか話していた自分をバカバカバカと殴りたくなった。
彼女がぼくにその夢を打ち明けてくれたのは、ぼくが「絶対に将来映画監督になる!オレは脚本書くぞ!」と大言壮語を吐きまくっていたからだったからだ。
一体、その時、彼女がどんな気持ちだったかを想像すると、本当に悔しい。
そんなこと言ってたから、こんなしょうもない自分がいるのだ。
でも、今、ぼくはカタチは違うけれども、一ミリでもその夢に近づくような仕事でなんとか身を立てようと頑張ってる最中なので、反省して償いたい。
というか、ダメダメだけれど、ぼくものくなりに、誰も周りでやったことのない「物語を書く」という仕事をカタチにしようとして20年間足掻いてきた。
なので、ぼくがいま言えるのは、「まだ人生残り半分ある。君がそうしたいんなら、そうしよう。
ぼくもまだ頑張ってるよ!全然想像してなかった人生になってるけど」みたいなことになる。
バカだったのは、ぼくなのだ。
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